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助けを求めたつもりはない  作者: ピッキィ
1/1

始まりの冬

勘違いしないでほしいのだがこれは妄想でもなく、はたまた現実でもない。

からといって、この話がみなさんにとってありえない話でもない嘘でほんとの話・・

まさかこんなことが俺須川真人に、俺なんかに起こるのか、起こりえるのかという青春をしたかった、いやできなかった俺ごときに訪れたのである。いやはやほんとにびっくりしたぜ。

「はよーっす」

朝から寝むそうにしているのは同じクラスであり同じ部活の早坂優である・・

「朝からほんとに寝むそうだな、おまえは。」

「昨日オールして飛べ森やってたのさー、」

こいつ、頭悪そうなくせに俺より成績いいんだよな・・うざ!!?

「てかほっかいどうてほんと寒いよなーーー」

話題変わるのはや

ちなみに飛べ森とはいまちまたで大流行の「とべよ!どうぶつだらけの森」である・・余計な説明失礼いたした。

「ああ、そうだな」

・・・・・

朝から平凡な会話だな、年寄りみたいな会話してるな

「お前テストどうだった?」

「下がったかも、、」

嘘つけ、お前前回より少し上がってんだろが

「お前は?」

ん?

「あ、ああ。まあまあかな」

こいつの表情で点数がさがってるのばれてると悟ったよ

いまは一年生の冬、高校一年生の冬である。

俺たちは毎日のように行きたくない学校に仕方がなく通っている

ラインでも女子と話さない俺はさすがである

というか本格的に学校にいくことをやめるかも少しだが考えていなくもない

頭の片隅にある、すこし、・・・たぶん。

まあ冊子がいいみなさんはお気づきかもしれませんが、俺女子には嫌われているし、それに基本ぼっち。

最近はこいつだけが俺にはなしかけてくれているのだ。

ま、所詮情けみたいなもんだろう

・・・

俺は人間を心の底から信用したことは

一度もない

・・・・・・・・・・

ほんとにこいつの考えはわからん、一度頭のなかをのぞいてみたいものだね・・。

授業が始まるので教室へ・・

教室に入るや否や安定のぼっちタイム(笑)

・・・まぁ、いつも通りだな。

・・・・・・・・・

俺ももう少し友好的に話していたら友達できたのかな・・。

「そうかもな」

!!!!???

一瞬驚いてしまったが心の声を読まれたわけではなく近くで話していた男子の会話であった。

ま、 友達 できないではなく自分には必要ないかな。

実際、早坂優だって俺のこと友達ではなくただの部活仲間でしか思われてないんだろうな。

まー、俺は仲間とは一度も思ったことないがな

あ、ちなみに漢字では真に人とかいてマサトと読む

ーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーー放課後ーーーー

さて部活にいくか

こうみえて部活はいくのだ、なぜなら部活が好きだから!・・

というわけではなく、部活のバスケが好きだからだ。

バスケを始めたきっかけはただ単に球技が好きで、だが自分は野球が好きだが目が悪く見えるボールがバスケというわけなのだ・・、いまはメガネをかけているから見えるけどね。

体育館に向かう途中なにやら女子生徒が俺の下駄箱で話し合っていた。

・・・どーせ俺の悪口を言いながらこれからイタズラでもするのだろう・・。

気にせず部活に行こうとしたら女子生徒と目が合ってしまった!?

うわぁ、めんどくさいなー

気づかないふりして体育館にいこう・・・。

そしたら女子生徒に肩を掴まれた

「あ、あのこのあと時間はありますでしょうか・・?」

・・・・・・・・・・

「ないな」

もちろんなんとか時間を作ることはできるが、わざわざそんなことをしてやる理由がみつからないね。

「わかりました・・、後日またお伺いします。」

「いや、二度とこないでく、ってちょっとまてよ!!」

逃げるように走り去って行ってしまった・・・

翌日

ほんとにまたきたのである、もちろん俺は時間などないと言ったが女は毎日来るようになった。

ていうか名前知らないな。

みたこともなかったな、いままで。

・・・・・・・・・・

「あのなぁいい加減にしてくれ、もういいだろ」

さすがに鬱陶しくなったのである

「で、ですからお話を聞いて頂けませんか!!」

・・・・・・・・・・

「俺への悪口を言いに来たのならはやくいってかえれよ」

「場所を変えてもいいですか?」

それで気が済むのなら・・。

「あ、あのぅ・・」

「急いでるから手短にたのむ」

「好きです。//」

???

「スキーです?」

ふざけているのか、こいつ

「い、いえ・・そうではなくて、好きです!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「俺にいっているのか?」

「はい!もちろんです。」

「そうか」

時間の無駄だったな

「どちらにいかれるのですか!?」

「部活だよ、それとも返事が必要か?」

返事なんて聞くまでもないのにな

「え、それはどういう・・、」

「まず俺はあんたをしらないし、好かれる理由もない」

・・・・・・・

「だいたいなぜおれなんだ?目的はなんだ」

「目的なんて・・、ただ好きなだけで。」

「ならなぜ俺を知っている、俺なんかを。」

「だって、」・・・・・・・・

え・・

「毎朝お花に水をやったり動物のお世話を一人でやっている時の表情は優しくて」

こいつ、俺のことよく見てやがる、、、、、!

「かと思ったら部活ではまったく別の顔をしていてかっこいいなぁと思って。」

高校一年生の冬、人生ではじめて 告白 をされたのであった





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