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07話 「みどり」


雨が降りそうな天気だと1日中思っていた。

カラスの羽が落ちている。

不気味な夜に、空には月がのぼっている。

雲が少なくはっきりと光るそれは

菊の花のように美しかった。


最後は無理矢理じゃな。


「やめてよ!……やめっ……てください!」

「雨璃さんを間接的に傷つけた罰です。物理的な傷を負いなさい。」

「本当にやめろ!羽場咲!絶対に訴えられるぞ!」

「別に構いません。こいつをほっとくよりはマシです。」

「狂ってる……あそこまでするなんて……」


恐喝現場?

羽場咲、空乃舞夜、鎌倉夏菜、月雲雷……。

「そこの女の子!たす……けっ!」

なるべく関わりたくないのだが……このまま奴の思い通りに事が進むと面倒だ。

「離れろ!羽場咲!」

「東雲……マリア?」

幸いここに血縁者がいなかったことが助かった。

いたら殺されてたからな。

「お前さんら……もう帰りなさい。深夜になる。」

皆、口を開けたアホみたいな顔をしていた。いやこれは私が正しいじゃろ。

「でも……雨璃さんは……ずっと苦しんでいるのに!こいつを殴るか蹴るか切るかしないと落ち着かない!」

「まぁまずナイフを置きなさい。空乃は隣に戻って鎌倉と羽場は私が家に返そう。月雲雷は……」

「なによ……っぶは!」

1発殴った。

「もう二度と雨璃の前にもわしらの前にも姿を現すな。」




空乃と月雲が家に戻った後。

「あなたは誰?」

「私はゴスロリ幼女マリアじゃ。口調が安定しないとよく言われる。」

「は、はぁ……。」

私は鎌倉の背を叩いた。

「今から3秒でお前は家に帰れる。」

「え?は?ちょっ……」

「あっさりと消えて行ったわね。次は私?」

「そうだが……待て。」

「何?」

















「雨璃と菊野を接触させる。それで全てが終わるはずだ。」

次回で最終回です。


次回の更新は火曜日となります。

しばらく休みます。すみません。

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