第8話 運命の人ですか?
主人公 ルイは
運命の人に出会えるのでしょうかね?
『ねぇ、なにしてんの?』
声がした。確かに聞こえた。
何者がいる気配がする。
…まさか!
きちゃったの?運命の人!?
胸を躍らせ、顔をあげる。
パっ!
「いや、お前誰だよ。」
つい口走ってしまった。
…ぶっす〜。
めっちゃブサイクな男がいるんですけど〜。
イケメンとの運命的な出会いだと思ったのに!
なんだこのブスは!!!
期待した分、残念感が強い。
「大丈夫か?具合悪いのか?」
「あ、いや、大丈夫です。なんでもないです。はい。」
ブーちゃんの割にはいいヤツだな。
でもいい。恥ずかしい。早く帰りたい。
「おーい!!
ここに人が倒れてるんだけどーー!!」
いや、おい。ブーちゃん。
仲間を呼ぶなよ!召喚するなよ!
「早く来てくれ!!」
だーかーらー!!
呼ぶなって!!(激怒
「なんだよ、」
「ほら!こいつ↓↓」
ブーちゃんが私を指さして言う。
私は恥ずかしいのと
ブーちゃんの行動に頭を抱え、下を向いた。
2人目の男が私の前でしゃがみ込んだ。
「大丈夫か?お前」
問いかけてくる。
はいはい。大丈夫ですよー。
頭に問題はあるかもだけど〜。あはははは〜…。
虚しくなり、頭を上げた。
2人目の男と目が合った。
時が止まった。
そして脳天に雷が撃たれたかのような衝撃を受け
それと共に、
私は気づいてしまった。
あ、さっきのは春雷だ。
春がやっと私のところにもきたぞ。と
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