第10話 信じていいよね?
自分、イケメンには
コロッといっちゃうタイプです。
運命を信じたい。
…うわ、めっちゃイタイやつじゃん。
今更ながら恥ずかしくなってきたわ。
でも、この先どーすんの?
私はこの人と結ばれたいんだよね?
なにすればいいの?え?
LINE交換?Twitterをフォロー?
えー、いやでも!
いきなり聞くのもね〜w
でもそしたら、この人と連絡とれないよ!
でも、初対面だし…
LINEほしい…
以下ループ。
「桃原…るい?」
突然、イケメンが私の名札を見ながら言った。
「う、うん。そーだけど…?」
冷静に返せただろうか?
内心、ドキドキしすぎて、心臓出そう。
そんなこと考えながら
イケメンの次の言葉を待つ。
「ふーん、そっか。
…。ダイスケ帰ろう」
え?帰んの?
…ブーちゃんは ‘ ダイスケ ’ って名前なのか。
いや、違う。肝心なのはそこではない。
帰んの?
せめて!名前!
名前聞きたいんだけど!
そんな、私の思いも虚しく、
「おう!帰ろーぜ!帰って何する?
あ、この前のゲームの続きやる?オレ強いぞー!」
「…この前、お前ボロ負けしてたじゃん。
俺に。」
「そうだっけか?あはっははは( ゜∀ ゜)」
とか言いながら2人は去っていった。
…うぅ(;ω;)
ブーちゃんの名前しか分からなかった。
イケメン冷たい。
ふーんって、言った。ふーんって。
え、なんなの?
私の運命の人ってブーちゃんの方なの?
なぜに!?
イケメンがいいのに!!
…でも、もう会えないよね…。
名前も知らないし…。
ちょい待って。
もしかして、春 終了?
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