表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狼の『言葉』  作者: 黒井 狐夜
15/15

心の声『四』

放課後




今日も、手話の教室がないので




いつもどおりに図書館に行って




いつもどおりの席に座ろうと思ったが




『また、あいつが座ってた』




あいつは昨日と同じく問題用紙を机に広げ勉強をしていた




俺はあいつの邪魔にならないように




そっと後ろの席に座って




持ってきた小説を読み始めた




小説は現実とはありえないことを書いているから




その物語を想像するとすごく面白い




だから俺は小説以外の本はあまり好きではない




教科書にあるやつなんか読む気にもならないし




漫画なんて最初から物語がどう動いているかなんて




『目』でわかってしまうから面白くない




俺は目で物語を見るのではなく



『想像』で物語を見たいのだ。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ