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心の声『一』
いつものように学校に行く日常
めんどくさいと思いつつ俺の足はまっすぐ
学校へと歩いていく
教室につくと皆の声で溢れていた
話していたり遊んでいたり
中にはゲームをしていたりスマホをいじったりと
個性が出ていた
俺は窓側にある自分の席にカバンを投げるように置き
ボーっと窓を通して空を見る。
「神崎くんおはよ!」
突然声が聞こえた
勢いよく声がする方を向くと
室長の清水咲月が登校してきたみたいだ
この子は俺の隣だからなのか
よく挨拶やちょっとだけ
話したりするクラスの中では
一番話す子なのかもしれない
「神崎くんってあだ名とかないの?」
清水さんは自分の机に荷物を置いて
突然俺のあだ名について聞いてきた