表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
騎士に拉致られた  作者: セラ
39/87

また拐われた!~ティグリス~

「あの、団長…いい加減その殺気はしまって下さい。他の者が訓練できません」

「俺は普通だ」

「普通ではないから言ってるんです」


 全く…。団長…タリウスがこんなにも機嫌が悪い理由は明白だが、本人が気付いてないから直しようがない。

 マイさんが連れ去られた後は、ここまで不機嫌じゃなかった。原因は、リングベル王国の国王から来た手紙に書かれていたことだ。

 そこには、マイさんをリングベル王国の王子の妃候補として、しばらくの間リングベル王国を知ってもらうために預かる、ということが書かれていた。

 タリウスの機嫌が悪くなったのは、その後からだった。目が合っただけでその辺の騎士がバッタバッタ倒れていくぐらいの殺気だ。



 それぐらい、マイさんが好きなんだろう。



 だが、タリウスは今まで本気の恋をしたことがない。

 最近のタリウスは全くしなくなったが、マイさんと出逢うまでは…。まぁ、マイさんがこっちに来てからも続いていたけど、マイさんがタリウスが付き合って?いた相手から拐われたり、暴力を受けたことで、何か思うことがあったんだろう。

 実際、あの事件であいつは付き合いがあった女を全員切った。その変化は嬉しいが…今のこの状況はよろしくない、タリウスの殺気で下の奴が倒れて訓練にならない。



「しばらくしたら戻ってくるんですから、落ち着いて下さい」

「…分かってる」

「しばらくしてもあちらが帰さなければ、こちらから迎えにいけばいいでしょ」

「……」


 あ、ムスッと黙りこんだ。

 それだけマイさんが好きってことだろう、でも自覚無しでこれだからな…。自分の気持ちを自覚したらどうなるのかね。


 まぁ、ゆっくり見守っていくかな。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ