STORY:1【プロローグ】
初投稿作品です。みなさんからの辛口評価、待っているので、どんどん評価よろしくお願いしますm(_ _)m
蝉の鳴き声が妙にうるさい8月上旬。この一言で私の世界が変わった。
『あ〜…暇〜…』
榊 唯乃。
高校2年生。
彼氏もいなければ、好きな人もいない。
彼氏いない歴6ヶ月に、この頃は焦りさえも感じる。
そんな私はやる事がなくて、親友の美優に愚痴を言う始末。
『部活とか入れば?』
美優は部活を勧める。でも、この糞暑い中、余計に汗をかくのも抵抗がある。
『暑いじゃん』
『ダイエットだと思えば楽ショウでしょ?』
ダイエット…最近、お腹の肉が気になるのも現実である。…泣くぞ。
『見学だけでも行こうよ!彼氏出来るかもよ』
さすが親友。私の焦りも感じ取っているとは…。
『唯!行くよ』
『うん…』
サッカー部、野球部、テニス部、吹奏楽部…いろいろ見たが、どれもしょぼい。マネージャーもやる気がしない。
私は完全に諦めモードだったが、美優はまだ粘っていた。
『あ!バスケ部行ってないじゃーん』
…あぁ。あの弱小バスケ部。実際に見たことはないが、噂では幽霊部員多数とか。
『弱小じゃん』
『いいから!』
何かを企んでるような美優が怖い。いつも、面倒なことは後回しにしてたハズなのに…。
何の風の吹き回しだ?