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マンガ喫茶だより インド編  作者: Haruka&Wakana
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ネット喫茶の近辺をうろうろして



何と言って来るだろうか。じっとして居られません。暮れてゆく中、Gmail を開きに五度も六度もネット喫茶に通いました。次の日は朝から晩まで出たり入ったり。また来たのかいと店員には笑われます。二三日うちに彼の胸の中に飛び込んで抱かれる自分の姿を思い描いているので笑われていることが気になりません。そうやってネット喫茶の近辺をうろうろして過ごしたものです。


丸一日音沙汰がないのは変でたまりません。インドに来ているとは承知のはず、何の理由から返事が遅れるのか。あるいはこちらから返信したメールが届いていないのだろうか。念のために重ねて返信します。それでもなしのつぶて。今だったらスマホで連絡しあいますが、前にも書いたとおり普及していませんでした。スマホを持っているバックパッカーなどいはしません。


もし旅行ブログをやっている相手ならそれなりに知らせる方法もあるでしょうけれど、彼はそうでありませんでした。ともにカンボジアとベトナムを旅するあいだ、ついぞブログの話をしなかったし、ネットカフェに入って物を書いて投稿している様子はありませんでした。私も当時はフェースブック等のSNSを使ったことがなく、検索する知恵がありません。(ずっとあとになって探したところ、やっぱり彼の名は出てきませんでしたが。)


そんなこんなで、第三日目もマスジド駅から電車に乗って移動することなく待機しました。




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