マジカルゴルフ #4
闇の力に対する防衛チームのメンバーがとあるゴルフ場に集まっていました。
「ゴルフやるぞ!」アザミが言いました。
「おーっ!」ナズナが言いました。
「そう言えば、なんでゴルフやる流れになったんだっけ……?」サクラが言いました。
「えっと……それは……」レンゲが言いました。
「その話をしていたら時間が無くなってしまいますよ、ただでさえこれだけの人数がいて時間がかつかつだと言うのに。」エリカが言いました。
「おう。」キリが言いました。
「そっか……。なんかゴメン。」サクラが言いました。
「眠い。」シュロが言いました。
「で、ゴルフってどうやんの?」アザミが言いました。
「そこから……?」サクラが言いました。
「誰か知ってるヤツいる?」アザミが言いました。
「知らないな。」レンゲが言いました。
「私もゴルフについては詳しく知りませんね。」エリカが言いました。
「おう。」キリが言いました。
「シュロ、アンタは?」アザミが言いました。
「今はまだ私がゴルフについて語る時ではない。」シュロが言いました。
「シュロさんスポーツのこと知らなそうですしね。」ナズナが言いました。
「むう……。そう言うアンタはどうなワケ……?」シュロが言いました。
「分かんないです!」ナズナが言いました。
「みんな知らないでここまで来たの?」サクラが言いました。
「私は元々どうでも良かったし……。」シュロが言いました。
「調べようと頑張ったんですけど、難しくて……ゴメンなさい。」ナズナが言いました。
「ダウト。」サクラが言いました。
「サクラさん、ヒドい。」ナズナが言いました。
「こんだけいれば誰か一人くらい知ってるヤツいると思ったし、一人知ってるヤツいればそれで良いかと思っちゃったんだよな。」アザミが言いました。
「どうやら認識が甘かったようですね。」エリカが言いました。
「おう。」キリが言いました。
「こうなったらテキトーにルールを決めてプレイするしか無いね。」アザミが言いました。
「私達でゴルフの道を切り開く!」レンゲが言いました。
「どうやらそれしか無さそうですね。」エリカが言いました。
「何でも良いけど……。」シュロが言いました。
「まあ、テキトーってもあのハンマーであのボールをふっ飛ばせば良いんでしょ?」アザミが言いました。
「そんな感じがします。」ナズナが言いました。
「ハンマーじゃ無くてドライバーね。」サクラが言いました。
「割とカッコ良いじゃん!」アザミが言いました。
「ドライバーにも色々と種類があるみたいですね。」エリカが言いました。
「いや、違うよ。ドライバーってのは一番ウッドのことを指すんだ。他のはまた別の呼び方があるんだよ。」サクラが言いました。
「詳しいんだな。」レンゲが言いました。
「一応前にやったことあるから……。」サクラが言いました。「今となってはルールに自信が無いけど……。」
「それでもまあ、ボールを打てば良いんでしょ?その……ドライバーとか、それ以外のヤツを使って。」アザミが言いました。
「うん。」サクラが言いました。
「てか、ドライバー以外必要?明らかにこれが最強じゃん!」アザミが言いました。
「どうだろう?」サクラが言いました。
「これとか、カワイイですよね。」ナズナがパターを手に取って言いました。
「パターだね。」サクラが言いました。
「名前もカワイイ!」ナズナが言いました。
「いや……それ何の為に存在してるの?」アザミが言いました。
「決まってるじゃないですか。私のようにか弱い子の為ですよ。」ナズナが言いました。
「パターは何番ウッドなんですか?」エリカが言いました。
「いや……パターはウッドじゃないんじゃないかな?」サクラが言いました。
「どういうことです?ドライバーは一番ウッドなのに、パターはウッドじゃないなんて……?」エリカが言いました。
「ゴルフクラブには大きく分けて四種類あるんだよ。ウッドとユーティリティとアイアンとパター。そしてウッドとユーティリティとアイアンはさらに細かく分かれてるんだよ。」サクラが言いました。
「なるほど。」エリカが言いました。「勉強になります。」
「ドライバーが一番ウッドってことは、つまりデカいのがウッドってワケだね!」アザミが言いました。
「そう!」サクラが言いました。
「ウッドを最初に言ってパターを最後に言っていたが、その流れだとユーティリティが二番目に大きくてアイアンがその次と……?」レンゲが言いました。
「合ってる!大抵はウッドとアイアンとパターを使うんだけど、ユーティリティはウッドとアイアンの中間の特性を持つクラブなんだ。」サクラが言いました。
「なんとなく見えてきたよ!つまりウッドが攻撃用のクラブで、アイアンが防御用のクラブ、そしてユーティリティは攻撃と防御両方に使えるクラブなんだね!」アザミが言いました。
「なるほど!それなら合点が行く!」レンゲが言いました。
「それじゃあパターはなんですか?」エリカが言いました。
「やっぱりカワイさ重視のアイテムなんじゃないですか?」ナズナが言いました。
「いや……多分ウッドがボールを打つのに対してパターは人を打つ為のクラブなんだよ!だからケガしないように小さく作られてるんだね!」アザミが言いました。
「そんなワケあるか!パターで打たれても十分ケガするでしょ?」サクラが言いました。
「細かいことは気にすんな!」アザミが言いました。
「やれやれ……。」サクラが言いました。
「もう大分時間が経ってしまいましたよ。とにかくプレイを始めましょうか。」エリカが言いました。
「おう。」キリが言いました。
「ならば先攻は私が貰う。」そう言ってレンゲがドライバーを手に取りました。
「じゃあ私達は守備か。」そう言ってアザミがドライビング・アイアンを手に取りました。
「てか、守備って何……?」サクラが言いました。
「攻撃が打ったボールがゴールに入らないように打ってジャマするんでしょ?」アザミが言いました。
「えっ……?」サクラが言いました。
「絶対にゴールには入れさせませんよ!」そう言ってエリカがミッド・アイアンを手に取りました。
「いざ……。」そう言ってキリがミッド・マッシーを手に取りました。
「ホラ、早くシュロもアイアンを取れ。」アザミが言いました。
「はいはい。」そう言ってシュロがマッシー・アイアンを手に取りました。
「じゃあ私はコレで守備の陣形を崩します!」そう言ってナズナがパターを構えました。
「ホラ、サクラも……!」アザミが言いました。
「じゃあ私は……守備ばかりがたくさんいるから、攻撃側につくよ。」そう言ってサクラがスプーンを手に取りました。
「良いね!それじゃあ守備はフィールドに散らばれ!攻撃は最初にボールをドライブしたら動いてオッケーな。」アザミが言いました。
「はい!」ナズナが言いました。
そしてアザミとキリとエリカとシュロはカートでフェアウェイに移動しました。
「バッチコーイ!」アザミが言いました。
「ホントにこの状況で打って大丈夫なの?」サクラが言いました。
「問題無い。」レンゲが言いました。
「問題あるでしょ。」サクラが言いました。
「しかし、ゴールが遠いな。」レンゲが言いました。
「パー4だしね。」サクラが言いました。
「とにかく最初は思いっきり打ち上げる。後は勢いでゴールまで押し切ることにしよう。」レンゲが言いました。
「どうなるか分かんないけど、とりあえず分かった。」サクラが言いました。
「ドライブ!」そう言ってレンゲがティーショットを打ちました。
そしてサクラとレンゲとナズナがフェアウェイを走り出しました。
「守備側に邪魔される前に次の攻撃を繰り出すんだ!」レンゲが言いました。
「分かった!」サクラが言いました。
「援護は任せて下さい!」ナズナが言いました。
「来ました!」エリカが言いました。
「アタシに任せな!」そう言ってアザミがボールの落下する方向へと走り出しました。
「打ち返してやんよ!」そう言ってアザミがドライビング・アイアンを構えました。
ボールがアザミの方へと落下していきました。
「ウアッ……!」落下したボールがアザミの頭部に直撃し、アザミはそのまま失神しました。
「アザミ……!」エリカが言いました。
「アザミ……ゴルフ場に散ったか。」シュロが言いました。
「敵を一人破ったぞ!」レンゲが言いました。
「これこのままプレイ続行!?」サクラが言いました。
「無論!」レンゲが言いました。
「ゴルフって非情なスポーツだったんだな。」サクラが言いました。
キリが落下したボールの傍へと移動しました。
「いざ……!」そう言ってキリがミッド・マッシーを構えました。
「今ですよ、キリ!アザミの無念を晴らして下さい!」エリカが言いました。
「フッ!」キリがティーインググラウンドの方へとボールを打ちました。
「打ち返された!」レンゲが言いました。
「ゴメンなさい!なかなか向こうまで辿り着けなくて……!」ナズナが言いました。
「でも、アイアンだからそんなには戻されないハズ……!むしろこっちの近くに落ちたよ!」サクラが言いました。
サクラが落下したボールの傍に辿り着きました。
「ちゃんこ鍋!」サクラがボールを打ちました。
サクラの打ったボールがキリとエリカとシュロの頭上を越えていきました。
「しまった!」エリカが言いました。
「あちゃー……。これは負けたね。」シュロが言いました。
「まだです!まだゴールには入ってませんよ!」エリカが言いました。
「てか今更だけど、ゴール小さすぎない?これ攻撃側がゴールすんのムリなんじゃ……?」シュロが言いました。
「そんな感じもしますけど、今はとにかく走りましょう!」エリカが言いました。
「ええ……。」シュロが言いました。
そしてキリがボールの落下地点へと移動し、ボールを打ちました。
キリの打ったボールは走るエリカとシュロの頭上を越えていきました。
「良いですね、キリ!」エリカが言いました。
「てかボールに追いつけないじゃん。」シュロが言いました。
「確かに、なかなか厳しいですわね。」エリカが言いました。
「打たれたけど、またこっちの近くに落ちた!」サクラが言いました。
「うあーん!全然守備陣に辿り着けない!」ナズナが言いました。
「だが、次の一撃で終わらせる!」ボールの落下地点に辿り着いたレンゲがそう言ってドライバーを構えました。
「ちょっと待って……!」サクラが言いました。
「ハアッ!」レンゲがボールを打ちました。
レンゲの打ったボールがまたキリとエリカとシュロの頭上を越えていきました。
「ああ……。」シュロが言いました。
「やっぱりウッドは威力が違いますわね。」エリカが言いました。
そしてレンゲの打ったボールはそのままグリーンを越えてコースの外へと落下しました。
「あ……。」レンゲが言いました。
「いやあ……あの位置からドライバーで思いっきり打ったらさすがにこうなるか……。」サクラが言いました。
「こういう場合は……スローイン……?」レンゲが言いました。
「えっ……?」サクラが言いました。「いや、試合終了だよ。」
おわり




