↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
32/32

エピローグ

 こうして、新しい地球で日本の戦いは一応の終焉を見た。未だインペルエンリア戦争は続いてはいたが、日本は参戦することはなかった。なぜなら、経済的にも軍事的にもこれ以上の戦いは難しいとされたからである。むろん、戦場に立ったのは多くの場合、秋津島統合防衛軍であったが、彼らとて、将官を失ったことで嫌戦気分が沸き起こっていたのである。それは国のために戦う、という理由ではなかったからであるといえた。


 ましてや本国では国土防衛のための戦争ではなかったことから、なおさらその意識が強かったとされている。すくなくとも、隊プロイデン戦争は攻撃を受け、死者が出たことから反対意見は少なかったが、インペルエンリア戦争においては直接の被害を受けてはいなかったからであろう、反対意見が多く挙がることとなった。


 経済的に見れば、これまで日本の先端技術を用いた製品の輸出先がなく、企業の成長は望めなかった。しかし、ここに来て日本の製品が受け入れられる国が置く現れたことにより、上向いていたのである。そちらに注意が向かうのは当然のことといえた。オーロラリア、フレンス皇国、エリプト連合共和国、スウェーダン、プロイデンといった先進国が現れ、これまで日本が育成した地域も日本の製品を受け入れられるまでに成長していたからである。


 むろん、北の脅威は無視できないし、南北アメリカ大陸に新興国が現れるかもしれない、問題は存在する。しかし、日本の国益に反しない限り、できるだけ戦争を避けたい、というのが日本政府の考えであった。現状において、西中海の安全はほぼ確保され、太平洋や南シナ海、インド洋といった大海においても安全性は高まっていた。少なくとも、大規模な軍を投入させるほどの危険はないと判断されていたのである。


 かってのゴリアス帝国やオーロラリア、フレンス皇国、プロイデンといった軍事的にも技術的にも拡大政策を取るような国が再び現れてこないとも限らないため、軍備においては極端な軍縮安は出なかったものの、ある程度までは制限されることとなった。


 具体的にいえば、戦艦群の予備艦編入、『大和』のみを記念艦としてモスポールして呉に置くこと、同様に空母群の『赤城』『加賀』『飛龍』『蒼龍』の予備艦編入、潜水艦を一〇隻にして原子力化することなどである。むろん、すぐにというわけではなく、五年以上かけてのことであった。つまり、運用に費用のかかる大型艦を削減することにあったといえる。


 本土においては、それほど増員されたわけではなく、現状の五個護衛戦隊軍とされ、五隻の空母を有することとなった。ただし、陸空は西中海沿岸部への派遣が必要であることから当面は見送られることとなった。


 ともあれ、こうして一応の安定化を見た世界では、移転以後つぢていた軍事力増強から一転して、軍縮へと向かうこととなったのである。軍縮とはいえ、質は向上しているため、極端な軍縮とはいえない。これは秋津島統合防衛軍将兵、すなわち、旧大日本帝国軍人が近代兵器、いわゆる電子戦に対応できてきていたことによるものであった。少なくとも、この世界に移転してきた当時に比べれば、格段に戦力向上が見られることとなったのである。


 今後、何が起きるか判らないが、少なくとも現状では最良の道といえた。


久しぶりの投稿で連ちゃんで完結いたしました。本当はもっと続くはずでしたが、引越しのためのデータ消失、体調を壊したことで執筆意欲がわかなかったのです。中途半端な終わり方で申し訳ないです。いろいろ考えていたら別の小説を書いてしまいました。まだ、途中ですが、近いうちにアップします。同じパターンですが、移転先を変えています。六話くらい書いていますが、続けられそうなので近いうちにアップします。

駄作にお付き合いいただき、ありがとうございました。

では 次回作でもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。