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第二章 新たなる地へ−5−

移転暦二十五年四月


 ここで移転暦二十五年一月現在の秋津島統合防衛軍の編成を挙げておく。人事については新たに今城健一中佐が航空参謀として加わったのみでそれ以外の変更はなかった。ただ、常に現場に出ていた数人は昇進している。

秋津島統合防衛軍司令官 山本五十六海軍(主席)大将(海軍長官兼任)

秋津島統合防衛軍副司令官 今村均陸軍大将(陸軍長官兼任)

秋津島統合防衛軍主席参謀 大井保海軍大佐

秋津島統合防衛軍参謀 土田巌陸軍中佐

秋津島統合防衛軍参謀 今城健一空軍中佐

海軍次官 近藤信竹海軍中将

海軍作戦本部長 宇垣纏海軍中将

聯合艦隊司令長官 高須四郎海軍中将

機動艦隊群司令官 塚原二四三海軍中将

航空集団司令官 南雲忠一海軍中将

第六艦隊司令官 小松輝久海軍中将

重巡艦隊司令官 阿部弘毅海軍中将

16軍司令官 土橋勇逸陸軍中将

第一航空戦隊司令官 山口多門海軍中将

第二航空戦隊司令官 草鹿龍之介海軍中将

第三航空戦隊司令官 藤田類太郎海軍中将

第四航空戦隊司令官 木村進海軍中将

水雷部隊司令官 栗田健男海軍中将

駆逐艦部隊司令官 田中頼三海軍中将

第48師団師団長 三好浩二陸軍中将(元日本陸軍少将)

第49師団師団長 斉藤辰夫陸軍中将(元日本陸軍少将)

第50師団師団長 岡崎清三郎陸軍中将

第51師団師団長 原田義和陸軍中将

海軍

戦艦部隊:レーダー射撃可能

統合防衛軍旗艦『大和』

第一戦隊戦艦『伊勢』『日向』

第二戦隊戦艦『金剛』『比叡』

第三戦隊戦艦『榛名』『霧島』

重巡洋艦部隊:(「くまの」型イージス護衛艦)

第四戦隊重巡『愛宕』『鳥海』

第五戦隊重巡『妙高』『羽黒』

第七戦隊重巡『熊野』『鈴谷』

第八戦隊重巡『利根』『筑摩』

第九戦隊重巡『三隈』『最上』

空母部隊;(全艦ジェット化)

第一航空戦隊原子力空母『扶桑』『山城』

第二航空戦隊原子力空母『長門』『陸奥』

第三航空戦隊空母『赤城』『加賀』

第四航空戦隊空母『飛龍』『蒼龍』

水雷戦隊:(第十二水雷戦隊を除いてすべて「ゆきかぜ」型護衛艦)

第二水雷戦隊軽巡『神通』『嵐』『雪風』『天津風』『時津風』『秋雲』『磯風』

第三水雷戦隊軽巡『川内』『舞風』『浦風』『初風』『浜風』『谷風』『萩風』

第四水雷戦隊軽巡『由良』『朝雲』『峯雲』『夏雲』『朝潮』『荒潮』『浜潮』

第六水雷戦隊軽巡『大井』『風雲』『夕雲』『巻雲』『霰』『霞』『響』

第十水雷戦隊軽巡『長良』『陽炎』『不知火』『野分』『早潮』『親潮』『黒潮』

第十二水雷戦隊軽巡『北上』(104きりさめ)『秋月』(105いなづま)、『冬月』(106さみだれ)、『夏月』(107いかづち)、『初月』(108あけぼの)、『新月』(109ありあけ)『夕風』(156せとぎり)『三日月』(155はまぎり)

駆逐艦部隊:(「たかなみ」型護衛艦。ただしヘリコプターは搭載しない)

第二十駆逐隊『吹雪』『白雪』『初雪』『叢雲』『磯波』『浦波』

第二十四駆逐隊『敷波』『綾波』『朝霧』『夕霧』『白雲』『天霧』

第二十六駆逐隊『海風』『山風』『江風』『涼風』『時雨』『有明』

第二十八駆逐隊『白露』『村雨』『五月雨』『春雨』『夕立』『夕暮』

潜水艦部隊:旗艦一、母艦二、潜水艦十五

第六艦隊旗艦『香取』(154あまぎり)

母艦『香椎』(405ちよだ)『香芝』(8000トン級 二十三年新造)

「はるしお」型五隻(585〜589)

「おやしお」型十隻(591〜600)

補助艦

工作艦『明石』(五千トン級、十九年新造)

掃海母艦一(464ぶんご)

掃海艇十「すがしま」型

補給艦十「ましゅう」型

輸送艦十「改おおすみ」型

揚陸艦一『鳳翔』

ミサイル艇十「はやぶさ(2代)」型

航空部隊

基地航空隊

F−6戦闘機三十二機

F−7戦闘攻撃機三十二機

P4A対潜哨戒機十六機

E-MRJ70AWACS八機

MRJ70JE電子作戦機二機

RF−2戦術偵察機二機

C−3輸送機八機(うち二機は空中給油パック装着可能タイプ)

艦載機四百機

海軍陸戦隊(海兵師団長一木清直海軍少将、二千二百人)

四個大隊+一個中隊(一個中隊は特殊部隊)

陸軍(第16軍)

第48師団(司令部、3個連隊、1個戦車大隊、1個特科大隊その他)

第49師団(司令部、3個連隊、1個戦車大隊、1個特科大隊その他)

第50師団(司令部、3個連隊、1個戦車大隊、1個特科大隊その他)

第51師団(司令部、3個連隊、1個戦車大隊、1個特科大隊その他)

第52師団16軍司令部直属(司令部、3個連隊、1個戦車大隊、1個特科大隊その他)

陸軍兵力五万五千人

というものであった。

 その秋津島統合防衛軍基地ではあわただしく出撃準備がなされていた。五日前の統合幕僚会議おいて、秋津島統合防衛軍から一個航空戦隊を基幹とする有力な水上打撃部隊をロリアムンディに進出させることが決まったのである。さらに、陸軍二個師団、航空集団を含む大規模部隊の派遣であった。当面はロリアムンディへの進出であるが、ユラリア共和国ウランバートの設備が整えば、そちらへの移動もありえた。

 この中で、第三航空戦、第四航空戦隊、第八戦隊、第九戦隊、第六水雷戦隊、第十水雷戦隊は六ヶ月交代でインペル海に進出し、哨戒任務についていた。なぜ第三航空戦および第四航空戦隊かというと、両戦隊は燃料として重油を使用しているからであった。インペルは産油国であるから、燃料である重油の供給は無償であったからである。また、駆逐隊を含まないのは同国の駆逐艦部隊が護衛に付くからであった。

 そんなわけで、今回ロリアムンディに進出するのは第二戦隊、第三戦隊、第四戦隊、第五戦隊、第一航空戦隊、第二航空戦隊、第二水雷戦隊、第三水雷戦隊、第二十駆逐隊、第二十四駆逐隊の組み合わせで半年から一年の交代による派遣となる。第二戦隊および第三戦隊の戦艦部隊を編成に含むのは、装備する対地攻撃力が必要と考えられたためであり、第一航空戦隊および第二航空戦隊を含むのは燃料供給の不安の解消のためでもあった。進出する国家や地域は燃料事情がそれほどよくないからである。

 基地航空隊からもF−6戦闘機二個飛行隊二十四機、F−7戦闘攻撃機二個飛行隊二十四機、P4A対潜哨戒機二個飛行隊八機、E-MRJ70AWACS二個飛行隊四機、MRJ70JE電子作戦機一機、RF2戦術偵察機一機、C−3輸送機二個飛行隊四機(うち二機は空中給油パック装着可能機)が進出する。航空機部隊は沖縄の嘉手納基地を経由、ロリアムンディに向かうこととなった。F−6戦闘機およびF−7戦闘攻撃機、RF2戦術偵察機はC−3輸送機からの空中給油を受けることになる。

 陸上戦力は今回は予定なしということになってはいるが、本国陸軍およびユラリア共和国軍の状況次第では進出もありえるとされた。また、進出する司令部要員は近藤信竹中将を最高司令官にし、宇垣纏中将を参謀長に据える。他に、航空集団司令官南雲忠一中将、重巡艦隊司令官阿部弘毅中将、水雷部隊司令官栗田健男中将が派遣されることとなった。


現在、地図をどうするか考え中なのですが、下絵程度なので何とかしたいと考えています。縮尺がバラバラなのでアップをためらっています・・・・・・・

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