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デスゲームからの異世界生活日記  作者: 森永 楽太郎
1/3

プロローグ

手直し完了しました。

また修正するかもしれませんが、長くお付き合いいただけると幸いです。


VRMMORPG【サクリファイス・オンライン】

東の島国「ヒノモト」、京の都近辺のダンジョン「山賊たちの塒」最奥

 山奥にある廃寺がダンジョン化したこの場所では、通常のオーガとは異なるヒノモト固有の鬼人(おにびと)と呼ばれる魔物がひしめく魔窟である。その見た目もオーガとは違っており、より人間に近い見た目をした魔物だ。正確には彼らはNPCに近く、魔物とされるが人族と友好的に接し、交易など行う部族もある魔物だ。これは、割と珍しいことではない。人並みの知恵と対話能力を持った魔物は彼等だけでなく、ゴブリンやオーク、オーガも含めて意外と多く存在している。プレイヤー達は彼らの事を他の魔物と区別するために「魔人」と呼んでおり、ほとんどNPC扱いの存在であった。

 だからと言って彼らすべてが友好的かと聞かれればそうではなく。環境や歴史的背景などの理由から敵対するのがほとんどで、あくまでもそれぞれの種族から少しずつ友好的な部族が存在すると言うだけで、その総数が割と多いの部類に入るだけだ。

 敵対するとは言っても、彼らが友好的な部族と違って知恵の無い獣、というわけではない。

 彼ら、敵対する魔物にも同等の知恵があり、戦闘中も何かしら喋っている。

 現在に至っていえば、彼らの喋る言葉・内容は以前の頃よりもより現実的なものとなっていた。

「侵入者だ!生かして返すな!」

「周りこめ!」

「コイツ、本当に人族なのか!?」

 今、目の前にいる鬼人は、システム上でプログラムされた内容とは思えないほどに、流暢に自然と喋っている。

 VRゲームという技術が進歩した現代においてそれくらいは可能なのではと思うかもしれないが、この鬼人達は状況に合わせて動きを変えていた。それだけならAIが優秀程度で済ませられるが、動きがそうとは思えないものだった。その動きは、戦い慣れした本物の動きで確実に俺を殺しに来ている。その動きには一切パターンというものがない。そもそも、すべてのモブ敵にAIを搭載するなど聞いたことがない。重要キャラとかならまだわかるが、そうでもないのにわざわざすべてのキャラにAIを搭載する理由がわからないし、何よりもパターンがない時点でゲームとしておかしい。ゲームとは、たとえどれだけ難しくともクリアするための糸口が必ず存在しているものだ。しかし、彼ら鬼人にはそのパターンは一切ない。

 流暢に自然と話し、パターンが存在しないキャラクター。それは、本当に生きているかのように動く。

 実際、鬼人達が切りかかってくるたびに生物特有の息遣いを、俺は感じ取っていた。

 いや、実際に彼らは今のこの世界では本当に生きた存在なのだろう。なぜなら……


この世界で死ねば現実でも死ぬ、本物の世界なのだから


「グギャッ!?」

「ゲバァ!?」

 大きくほぼ同時に攻撃してきた二体の鬼人の攻撃をよけ、隙が生まれたところで二体をほぼ同時に切り裂くと、二体は傷口から盛大に鮮血を迸らせながら斃れる。

 いくらVRとはいえ、ここまでのものはさすがに再現は不可能だ。

 鮮血が俺の体にかかる。出血したばかりの血は、生暖かく、それが生きていたことを証明していた。

「貴様……本当に人族なのか!?」

 一際大きく、装備も充実した武者鎧を身に纏った鬼人が俺を恐れおののいた目で睨みつけてくる。

 自らの手下たちをあっさりと斃されて動揺が隠せないのだろう。

 ここまででわかるとは思うが、今のこのVRMMORPGである【サクリファイス・オンライン】はただのゲームではなくなっている。

 三年前までは普通のゲームだった【サクリファイス・オンライン】は、血で血を洗うデスゲームとなっていたのだ。



お疲れさまでした。

修正したり、投稿が遅かったりしますが気長によろしくお願いします<(_ _)>

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