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『まだ生きてる』



「みてみて、ほら、ね!」



「死後硬直だよ、」



「ちがう、ちがう、温かいもん、ほら!」



「そういうこともあるんだって、」











友達の夢を、



見た。






腹が痒いのか?

ボリボリ腹を掻いていた。



手をにぎれば、

ギュッと握り返してくれた。



聞き取れなかったけど、

何か寝言を言っていた。



顔は痩せる前の

ふっくらとした彼女で

いつもきれいにしてたのに

珍しく素っぴんだった。



肌は赤黒く熱があるような、

苦しそうな色だった。

………病気だからね、



確かに御臨終ですと、

医者は言って帰ったけど、

誰が見たって生きてるでしょう!?



そう、、、

いくら旦那さんに訴えても

とりあってくれなかった。



何回も彼女の名前を呼んだ



何回も、何回も、



何度いくども何度も何度も何度も

何度も何度も何度も何度も

何度も何度も何度も何度も

何度も何度も何度も何度も呼びかけた。





「アキ江、起きてるんでしょ!?

聞こえてるんでしょ!? 起きて、起きて、」




起きて起きて起きて起きて

起きて起きて起きて起きて

起きて起きて起きて起きてまだ生きてる!


















次の場面は葬式だった、

生きたまま燃やされてしまった。









なにもできなかった、










なにもできなかった、










なにもできなかった。












なにも、











去年 亡くなった友達の夢をみました。




自分の泣き声で目が覚めた、、、


やっと、来てくれたね。。。



文中の彼女の名前は仮名です。




暗い話で、ごめんなさい。


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