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色の世界  作者: イヴ
盗賊退治
28/60

8対1

 葵はまず状況を整理した。敵は魔法使いが1人に盗賊が2人、少し強そうな兵士が4人に明らかに別格の大男の8人だ。こちらは魔力が半分程度で身体も結構疲れている。

水霧(ミスト)!」

 霧で相手の視界を奪い魔法使いに奇襲を仕掛けたが大男に回り込まれて止められてしまう。

「くっ。お前は誰だ?」

「ウノー。」

「盗賊か?」

「ウノーはレイラの仲間。」

「レイラ・・・あの有名な海賊か。大物がいたもんだ。」

葵が風の刃でウノーの足を斬りつけるが金属製の防具を付けているせいで衝撃しか与えられない。

「俺、強い。抵抗しなければ殺さない。」

「そいつはありがたいが無理な相談だな。」


 葵へ後ろから無音で炎が飛んできた。躱したいがウノーに隙を見せたくないため背中で受ける。

「うっ!!」

 背中が熱い、

「当たったぞ、もう一発ファイアーボール!」

「邪魔するな。戦い、神聖なもの。」

 ウノーは炎を得物を盾に炎を凌ぎ、魔法使いに接近すると昏倒させた。

 一瞬遅れて事態に気づく兵士達。

「なっなにをするか!!」


「お前らも死ね。」

 盗賊2人が兵士2人に不意打ちで斬りかかり、殺せなかったが重傷を与えた。

「俺達もう帰る、レイラに言われた仕事終えている。」


「そっそうか、今回は俺も無理に戦う必要はない。行くならお前達は追わない。」

「助かる、強いのすぐそこまで来てる。帰る。」


 ウノーと盗賊2人が帰って行った、その数瞬後に正面から突風が吹いた。

「早かったなバッシュ!」

「なぜ敵を逃がした!!足止めしていれば追いついたものを!」

「俺の仕事じゃない、しかもお前くらいの奴がいた。」

「そんな言い訳が通るか!今から追うぞ。」

 すると葵が魔法で戦意を見せた。

「なんのマネだ?」

「レイラには昔世話になった。今回は見逃せ。」

 しばらく睨み合い、バッシュが目を逸らした。



「まあこいつらを捕まえてくれて助かった。4人もいればまあ充分だろ。」

 2人の前には首から出血している兵士2人とバッシュが来たことで戦意を喪失した2人。

「いや、ボノが1人捕まえてるはずだ。」

「そうか、5人なら1人は詳しいのがいてくれるといいんだが・・・。」



 10分後、ザンギを捕まえたことを知りバッシュは驚き、さらに自分の騎士団の少年と知りボノを昇進させた。




 こうして騎士の裏切り者を一掃することが出来た。

うまくまとめられない。

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