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色の世界  作者: イヴ
盗賊退治
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少年Aと葵

 森で盗賊を探した翌日、少年Aの情報が城から送られてきた。それを見た葵は早速宿舎へ赴き、少年とのコンタクトを取ろうとするが昨夜は帰って来てないらしい。そのため、昨日見た他の盗賊を探した。すると昨日一番偉そうに歩いていた大柄の男が魔術師の後ろを歩いていた。

「トットリーさん、昨日閉じ込めたあいつどうしますか?あまり行方不明を増やし過ぎる訳にはいきませんよ?」

「君たちがこういう所でそのような会話をするから詮索したがる敵が増えるのです。今もどこかから聞いてる人がいるかもしれませんよ?あそこの少年とかね!」


 魔術師が葵の方を向いて疑いの眼差しで見てきた。葵はこの魔術師も裏切り者だと断定したが、宿舎ということもあり対応に困る?

「俺の顔になにか付いてます?友達に会いに来たんですがいないみたいで・・・。さっき誰かを閉じ込めたとか言ってましたけどそれって小柄で痩せてる最近入った奴じゃないですか?失敗して懲罰でも受けてるんですか?」

 葵はひやひやしていたが、トットリーは安心したらしく教えてくれた。

「そうなんだよ。うちの騎士団はルールが厳しくてね。森の方にある小屋に閉じ込めているんだが用事なら特別に連れてこようか?」

「そうなんですか。たいした用ではないんですが出来ればお願いします。」

「いいだろう。夜また来たまえ。」


 こうして葵は宿舎から出ると森へ小屋を探しに行った。


「すぐあの少年を連れてこい。友達を人質にでもすれば密告したりしないだろう。」

「はっ。」



 葵は昨日より少し低めに飛んでいき、割とすぐに小屋を見つけることが出来た。見張りは2人で1人は寝ており、もう1人も上は注意していなかったため天井に着地した。

 風で音を遮断して天井を一部壊して中へ入り、少年を発見する。

「おい、俺は葵だ。今からお前は宿舎に戻れる。夜に俺が行くから友達の振りをしろ、わかったか?」

「わかりました。僕の名前はボノです。」

「すまん、皇帝を通して調べてもらったからお前の事は大体知っているんだ。これから裏切り者の証拠と得るために協力してもらうぞ?」

「わかりました!ザンギ達の悪意を暴きましょう。」

「じゃあ俺はもう行くがここへ来たことは言うな、後で何食わぬ顔で会うんだ。」


 こうして葵は小屋を出て先に帝国へ帰って何食わぬ顔をして宿舎でボノを待っていた。

「ザンギか、そこまで上の奴も裏切ってるとなるとバッシュも怪しいな。」


 葵は思ったよりも大きな仕事になりそうでため息をついた。

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