表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
色の世界  作者: イヴ
転移と冒険
2/60

初心者の館

トリッパーの名前決定。

 先回りして葵と南は先に初心者の館に着いた。

「なんとか先に着けたな、でも別に一緒にくればよかったんじゃないか?」

「ばっかじゃないの?年に数回のお仕事だよ?しかも向こうこの世界に来たばっかだよ?待たせるとか可哀想じゃん。」

「そうか?まあいいや、俺は後ろで見てるから頑張れよ。」

「うん。任せて。」



 話してるうちにノックが聞こえ、扉が開く。


「ようこそ!初心者の館へ!!」元気一杯の南の挨拶が館中に響いた。

「えっとここにいるのは君たちだけかい?この世界について教えてもらいたいんだけど。」

「そうよ。といっても後ろの子は見てるだけだから教えるのは私ね!」

「えっと、じゃあこれから俺はどうしたらいんだい?できれば冒険したいんだけど・・・」


 南はよくある質問「日本語版」と書かれた紙をトリッパーに渡した。それにはこう書かれていた。



 この付近のモンスターについて

 初期のレベル上げ、ステータスについて

 装備について

 洞窟について

 ステータスリングについて

 魔法について

 属性について

 この町に住む場合について



 トリッパーは軽く考えた後、この中の最後以外の項目について知りたがった。そして、南がこう答える。

「よくわかったわ。ではまず人に話を聞くには名乗りなさい。」


 これには葵も驚いた。確かにまだトリッパーの名前を聞いていなかったが、ほとんどのトリッパーが一度説明を聞いたらもうここには戻ってこないため、今までこちらから聞いたことがなかったためだ。



「それはすまない、俺の名前は赤井(あかい) 烈火(れっか)だ。」

「烈火ね。私は南、そして後ろの子が青井 葵。この子は母親がトリッパーで、お腹の中にいたからこっちにきた子なの。」「葵だ。まあこっちの世界しか知らないからこっちの人間だと思ってくれ。」

「南に葵だな。よろしく頼む。」

「ええ、それでは質問にお答えするわ。」


 この付近のモンスターについて

 始まりの町の周囲にはスライム、ミニバード、スネイクなどしかおらず、武器があれば子供でも戦えるわ。基本的にトリッパーが付けた名前が覚えやすいため、あなたたちが想像する名前の通りも魔物よ。


 初期のレベル上げ、ステータスについて

 次にレベルだけど、これは勝手に上がるわ。ステータスがある程度上がるとレベルが上がって、技の使い方が自然とわかるようになったりするわ。ステータスは白木さんのを読んでわかったと思うけど鍛えればその分だけ上がるわ。筋力なら物を運んだり腕立てしたりってところね。上がるにつれてだんだん大変になっていくわ。上限は今のところ聞かないから知らないわ。ないんじゃないかしら。


 装備について

 装備は言うまでもなく身に付けるものよ。装備の能力は・・。そうね、このマフラーを持って能力を知りたいと念じてみて。


「おおっ!なんか見えるぞ!」


 普通のマフラー 防御+3 魔法防御+5 寒耐性 極小



 それが装備よ!身に付ければその効果が得られるわ。ただし一つしか効果がないから重ね着するときは一番下に必要な装備を身に付けなさい。


 洞窟は・・・「ストップ!」ここで葵が止めた。

「もう夜だから続きはご飯を食べて明日にしよう?」


 お腹が減っていたので二人ともうなずいた。


とりあえず今日はここまで

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ