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ハイエナ王  作者: 吉昌
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 半年前の賞味期限の玉子が冷蔵庫に残っていたので、それを食べたまでだ。

 4人が食した。2人はだめだった。次の日、顔を見ていない。

 よくありそうな貧乏学生の度胸ためしみたいなものだった。その日、時枝九朗は金子茂を誘い夕飯を食べることにした。二人じゃあ寂しいということになり、椎名孝行と明石康弘も誘った。4人とも地方から出てきて一人暮らしだったので楽しい夕餉が嫌いというわけではなかった。

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