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作家です

 小説家をしている男性の家に遊びに来ていた神凪は、彼自慢の蔵書から好みの本を探していた。


「レシピ本とか、ないかな」

「ないなー」


 あっさり否定されたが、もしかしたら、それは記憶違いである可能性も否定できないと、彼女は諦めずに探すことにした。


 彼女は今まで本の類を買ったことがない。古くなったものを貰ったり、捨てられたものを拾ってばかりだった。なのでなるべく本屋には行きたくないと思っているが、ここで見つからなければ仕方がない、とも思っていた。


 最近、魚を大量に頂いたのだ。だから、この際だから魚料理に挑戦しようと思っていた。


「小説を書いているんだから、そういうのも持っていてしかるべきだと思う。魚専門のレシピ本とか」

「ずいぶんピンポイントだな。なにか理由でもあるのか?」

「色んな魚料理にトライしたい、と思って」

「なめろう、なんてどうだ。魚を細かく刻んで、味噌や薬味と叩くように混ぜ合わせるんだ」

「あー、なんか聞いたことある」

「イカを調理する際には、隠し包丁を入れると良い。食感も良くなるし、寄生虫の対策にもなる」

「へぇ」

「鮎などの魚を串焼きにする時は、なるべく尻尾やヒレに塩を多くつけるように。そういうところは焦げやすいから、塩でカバーしておくんだ」


 なるほど、と神凪は頷いた。


「魚屋だっけ?」

「作家な」

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