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終わりの始まりを告げる



ーーー終わりの始まりを告げる言葉




「なあ水城、お前近いうちに地獄に落ちるで」



今日は卒業式で1学年上の先輩たちが卒業する。

ほかの2年はほとんど学校に来ていない中、俺は在校生代表で送辞を読まなくてはいけなくてわざわざ学校に来ていた。


そして無事卒業式が終わり俺が帰ろうとしたところに同じ部活で部長だった先輩が俺を呼び止め、夕暮れの差し込む空き教室に連れていき先程の言葉を言ったのだ。

いかにも胡散臭い狐目に大阪弁を話すこの先輩の言葉を俺は嘲笑うように答えた。


「フハッ、それは面白いですね。地獄があるならぜひ行って見たいですよ。」


そう答えると先輩の笑みにさらに胡散臭さが増していた。





それから半年以上が経ち俺は地獄ではなく異世界にいた。


彼、水城真司の目には中世ヨーロッパ風の建物に服、そして見たことのない文字に食べ物、動物が見えていた。

そして真司は普段見ている景色とはかけ離れている異色の地に立っていた。


そもそもなぜこんなところにいるんだと考えるが今目を開ける直前までの記憶が無いことに気づく。そして代わりに半年以上前に先輩に言われた言葉を思い出した。


「地獄に落ちる」という言葉を。


あの、狐目野郎なにが地獄だ!

この景色どう考えても異世界としか言いようがねえだろ。



ああ、これから先どうしようか



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