閑話 魔王護衛戦闘隊
マルセイユのデビュー戦です。
主役はルーデルなので閑話です。
私の名はマルセイユ。
しがないルフトワッフェの少尉だ。
私の元へ総統閣下からある戦域での護衛任務依頼が舞い込んだ。
相手はルーデル大佐。
何でも絶対に死なせるな!と厳命。
彼の大隊に到着すると、ガーランド将軍が在隊し、Me109が100機置いてある。
そして新鋭スツーカ爆撃機は頑丈でパワフル。
戦闘機とも編隊を組める俊足機である。それも予備を含むと300機。
凄い部隊だ。
そんなある日・・。
ルーデル中隊が出陣し、赤軍戦車軍団を壊滅を命令され出動。
我等戦闘機軍団も交代で護衛を行う事になった。
戦場に着くとルーデル軍団は次々に急降下し赤軍戦車軍団を吹き飛ばしていた。
ちゅどぉぉ~~んちゅどぉぉ~~んと派手に吹き飛ぶ敵の戦車。
たまに人間が飛んでるけどスルーするのが掟。
ルーデル大佐も・・だが???
あるぇ~~~???
敵を吹き飛ばしたら急上昇して五千メートルまで駆け上り・・。
彼の機がピカ~~と光ると・・。
また急降下。
悲鳴に似たジュリコのラッパを轟かせ赤軍戦車に迫るとまた投下。
そして上空でピカ~~!!
どうなってるの??って思ってたら敵戦闘機接近。
I-16だ!!
カモだが爆撃機は戦闘機には弱いのだ。
彼を落としてはならぬ。
我が戦闘隊は彼の周囲を旋回し護衛に徹する。
撃墜出来なくても追い払えばOKなのだ。
彼の周囲を舞い回り一機も彼に近づけない様に徹すると。
彼はキャノピー越しに親指を立てて褒めてくれた。
ウム。我等は護衛戦闘機だ。
撃墜はついでよ。
主翼から水蒸気を引き敵をおびき寄せ、爆撃部隊に接近させない様にする。
これは・・確かに重労働だ。
ガスが尽きかけたので交代を要請すると既に交代部隊が到着。
ルーデル閣下に敬礼して基地へと帰還する。
本日の戦果、個人スコアは2機のみ。
連合軍なのでアフリカ戦線はありません。
マルセイユも護衛に徹してますので戦果が上がりません。