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空の魔王、ルーデル  作者: 自宅防衛隊
魔王飛翔編
5/13

閑話、魔王の犠牲者達

私はある無名の大ソ連軍戦車兵だ。>ソ連詳しくないので適当です。

突っ込みや謝罪はお許し下さい。


偉大なるスターリン閣下の御命令で我等はポーランドに侵入。

ポーランドを解放するのだ!!


愛機T34の大群は偉大なり~~~!!


だが我等には・・・悪魔が舞い降りて来るのだ。

我等の搭載機銃では落とせない悪魔が・・。


「敵発見、高度3000m・・アレは・・悪魔スツーカだ!!」


敵は我等を見つけると悪魔のサイレンを轟かせ、巨大な爆弾を叩きつける。

中でも機尾にсатана(サタナー)(魔王のロシア語)と書いてある機は・・。

どんな仕組みか分からぬが、数時間は戦場に居座る事で恐れられてる。


ヤツに出会った戦車群は一両も生還出来ないのだ。


ああ、俺もきっと生きて帰れないのだろう。


サタナーの軸線が・・俺に向かって来る。


悪魔のサイレンを轟かせて・・・・・





「フム、イマイチだったな。」


「閣下、一撃で15両は消しましたが??」


「まだ腕が戻って来ない様だ。ヘンシェル、昼を過ぎるがもう一撃だけ戦闘をするぞ。」


「ハイハイ。では爆弾の装填や燃料補充はお願いします。」


「ウム・・チャ~~ジ!!」


ピカっと愛機が光ると被弾跡も消え燃料はハイオク満タン。

爆弾と銃弾もチャージ。


これでまた戦える。


神よ、感謝するぞ!!往くぞ!ヘンシェル!!


ルーデルは5000mから逆さ落としで撤退中のソ連軍戦車群に突撃する。


悪魔のサイレンを奏でて。


ひゅ~~~~どごぉ~~~ん!!


「む・・困った・・。」


「閣下、見事な攻撃でしたがナニか??」


「地上を見よ、何処にも動いてる戦車が見えない。」


「閣下が消し炭にしたからですよ。」


「すべてが静かに、まるで死んだように見える」


「そりゃ閣下が皆殺しにしたからです。さあ帰りましょう。

ソ連軍ならまた戦車を出すでしょう。今日は帰ってフロに入りましょう。」


「むぅ・・ツマラン。まあ仕方ない。帰ろう、ヘンシェル。」


爆音を轟かせルーデルとヘンシェルは基地へと翼を向ける。


眼下の元戦車群はおよそ200両が擱座し火と煙に包まれ、業火の中で兵は火葬されてた。


魔王を呪いながら・・。



魔王に見つかると殲滅されるまで凹られます。

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