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空の魔王、ルーデル  作者: 自宅防衛隊
魔王飛翔編
4/13

魔王飛翔ス!!

私は今日も牛乳飲んで体操をしてた。

ヘンシェルも同じく、私の真似をしてる。


柔軟な肉体と頑強な胃袋こそが航空士官の基なのだ。

酒飲んで寝るのは後方安全地帯に下がって遊ぶ時だけだよ。


だが私は敵を殲滅する事こそが至上の喜び。


未来にユニコーンと呼ばれる若者が野球で闘ってると聞いたが、彼と飲めるモノなら飲んで見たい。

恐らく彼は全てを野球に捧げてるのだろう。

私もロ助を葬る事こそが全てだ。


DB601を搭載した我がスツーカ(シュツルツモヴィーク)は今日も完調だ。


操舵や無電も完璧。

コックピットのガラスもピカピカに磨いてある。


後席のヘンシェルに声をかける。


「ヘンシェル、異常は無いか?あるなら離陸前に申告せよ。」


「閣下!!後席は異常ナシです。燃料もタンク満タン、オイルやプラグは全て新品です。

爆弾は1tを一発です。」


さすが我が相棒。

整備にも精通してるらしく、全てを点検してくれてる。有難い。


「では出撃だ!!目標はワルシャワ郊外の赤軍戦車軍団。敵は多いので・・

徹底的に破壊するぞ!!」


「了解です。後部はお任せ下さい。」


「ウム、回せ~~!!」


機首のスタータークランクを整備兵がグルグル回し慣性クランクに勢いが付いた処で・・。


「前離れ~~!!」


クランク棒を離れたのを確認し・・。


「コンタクト!!」


慣性クランクとクランクを直結し同時に点火スイッチをON。

DB601は咆哮を上げる。


どるるるると言う低音で響く水冷V型12気筒エンジンはアイドリングを済ませ、

加減速を少しして調子を確認。

異常ナシを見て・・。

両手を開きチョークを外して貰う。


「往くぞ!!ヘンシェル。出撃だ!!オヤツはバナナとサンドウイッチ、そして牛乳だぞ。」


「了解です。今日も昼まで飛ぶのですね。」


「ウム。」


滑走路末端まで機を移動タキシングして列機が並んだ処で・・。

フルスロットル、フラップはやや下して愛機は咆哮を上げる。


まだ見ぬ敵(犠牲者)を求め蒼空に駆け上がるのだ。


待ってろヨ、我が獲物(犠牲者)よ!!



ユニコーンはもちろん大谷翔平さんです。

ルーデルも彼と同じで戦闘が全てで、飛んで闘う事こそが全てでした。

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