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病弱少年の異世界転生~やれなかったことをやるための物語~  作者: ◆smf.0Bn91U
プロローグ:世界に留まるキッカケを
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キリーの工房

 本当はタイトル「アトリエ」って書きたかったけど、アトリエシリーズ好きだからこそ、この程度の代物にそんな大層な名前をつけるのを心が拒絶してしまった感。

 寝ている子の傍に取り残されたままジッとしているのもアレなので、キリーさんの後を追いかける。


「あの異臭を放ってたのが薬なんですか?」


 大きな水桶に入れたコップを洗っているキリーさんに声をかける。


「薬……というより、参照術をかけるのに必要なものだったの」

「その参照術っていうのが分からないんですけどね……」

「あ、そっか。そう言えば知らないんだっけ」


 独り言のつもりだったのに、キリーさんが反応してくれた。


「それなら、軽くだけど教えてあげるわ」

「え?」

「ルーが起きるまでしばらくかかるでしょうし、起きたら調子良くなって、彼女が御飯作ってくれるの。それが帰ってきた時の日常。

 だから今日は食べて、泊まって、それからどうするか決めたら良いでしょ。

 でもその前に、参照術ぐらい知っておいた方が街に行っても困らないだろうし」

「困らない?」

「日常に溶け込んでるからね。基礎ぐらい知っていないと困るわよ」


 洗い物は二つだけだったのですぐに終わり、コップは拭いて干し、小瓶だけは手に持ったまま歩き出す。


「ほら、ついてきて。

 工房に案内するわ」




◇ ◇ ◇




 工房、というのが、炊事場の裏口から出てすぐにあった、例の小屋のような場所だった。

 さっき一度入ってここから例の異臭小瓶を持ってきただろうに、丁寧に鍵を掛けて出てきたのだろう。

 鍵を開けてその中へと入っていった。


 その後に続いて中に入ると、そこは理科室と理科準備室が混同したような部屋だった。


 ビーカーなどの実験器具が所狭しと乗せられたテーブル。その周辺にももちろん器具がある。

 隅には沢山の本が詰まった本棚。

 そして端っこに追いやられるように存在している石や草や空き瓶や中身が入った小瓶やらが散乱している。

 ……あれ、瓶の中身とか溢れたりしないのだろうか……?

 今回特に短いのは参照術についての設定を固めていたせいなんです……すいません。

 そして明日はその辺の話ばかりと言うね……設定厨止めるために簡単な設定引っ張り出したはずなのにこれ如何に。

 バカなのかな?

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