第8話:〖ジャックのテスト〗
「時間なくなったから全員できて、5人1組でユニット組んで、ばらけて来て」
ジャックは元気を取り戻したようだ。
「「はい!」」
やる気に満ちた生徒の返事・・・感動(泣)
舞台は学校の魔導戦練習用の草原フィールド
のどかな風がふく。
「何でも使っていいよ~、じゃぁスタート」
開始の合図とともに生徒はジャックを攻撃する。
『雷撃よ』
『霜風よ』
『火球よ』
皆、基本の3属性を撃ってくる。
だが、
『光の障壁よ』
その1節をジャックが唱えると
ジャックを多面体が包み攻撃を防ぐ。
「何でも使っていいよ~」
ジャックは再び言う。
「じゃぁ錬金術師で剣つくろーぜ」
運動神経が良いライナーが言う。
「分かった」
「ライナーが言うならやるか」
各ユニットの男子1人づつ剣を錬成する。
彼の人望スキルが羨ましい。
「うぉぉぉぉ!」ライナー達が違う方向から攻めてくる。
『6重奏・ウィンド』
ジャックが詠唱するとライナー達に向かって
初級魔術の黒魔法【ウィンド・ブラスト】が吹き付ける。
「まだまだだね~」
ジャックはニヤリとと笑う。
「くそぉぉぉ」
ライナー達は悔しがる。
戦闘というかただジャックは防衛してるだけだ。
その後長い長いテストは終了のベルとともに終わった。