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第21話:〖後始末〗

全身を強打した男たちは弱々しくうめき声をあげる。


「大丈夫、楽にしてあげます」

「えっ、先生うそでしょ」

ジャックの発言に生徒は驚きを隠せないようだ。

「えっ、逆に君はこのままにしておくの?」

「そ、そんなぁ・・・」

別に殺さなくてもいいじゃないか。そんな残忍な人だったとは・・・。

目の前の悪夢が覚めてほしい。だって自分が思っていたジャック先生が崩れていく。その悲しさとそれを上回る恐怖で生徒の心はいっぱいになった。


ジャックは男たちに近づき首元に手を当てる。


やめて!


その3文字。たった3文字が首につっかえて出てこない。

そうしてる間にジャックは呪文の詠唱を始める。


『雷蝶よ・その偉大なる羽を以て・汝の敵に祝福を』


ジャックが唱えると男に電流がつたう。

ジャックの口が開く。聞こえないけど動きで分かった気がする。


ごめんなさい、と言ってるような気がした。


男はそのままピタリとも動かなくなった。おそらく気絶したのだろう。


「えっ、殺さないんですか?」

生徒は消え入るようなか細い声で言う。

「えっ、な、なななんで殺すの!?」

ジャックは噛んでしまったがそれは元々の活舌のだけではなく動揺も存在しただろう。

生徒はキョトンとしジャックに疑問をぶつける。


「だって、楽にするって・・」

楽にする=殺す、という考え方存在する。

この状況下であれば、むしろそのようなとらえ方のほうが適切だろう。

「うーん、やっぱり僕って怖い?そーよねー」

「い、いえそうゆう訳でわ」

「ほー、よかったよかった」

ジャックは安堵の表情を見せる。


そして残りの2人も同様に気絶させる。


生徒がそれを見はからい尋ねる。

「あの、先生」

「はい?」

教師という職業は素晴らしい。こんなにも人との会話ができるようになるなんて。


「なんでC級呪文である【エレキ・ショック】を3節で詠唱してるんですか?1節での詠唱すればいいじゃないですか?さっきの風魔法みたいに」

生徒は素朴な疑問を投げかける。

「えー、なんで逆に1節で唱えるの?」

「だって、そのほうが手間もかからないし、何でですか?」

「うーん、気分かな?」

言えない言えない多分まだこの子は俺が風属性以外の攻撃呪文(アサルトスペル)が短縮なしで打てないことを知らないのだろう。中3ならC級のレベルなら短縮できる人はできるといったところだろう。


「へー、気分ですか」

「君は短縮できるの?」

「僕は1節でできますよ【エレキ・ショック】は」

んっ?中3じゃC級は短縮できても1節は難しいはず・・・

「ふーん、電気属性の魔法得意なの?」

「まぁ、C級はだいたい1節で・・・」

まじか・・・、単に呪文の改変や操作に長けているのか?

いやよくよく考えればこいつさっきB級呪文である【ライトニング・スピア】を詠唱しようとしたよな?

「じゃ、じゃー、B級の呪文はどう?」

「B級はさすがに短縮はできないです。しっかり唱えられれば撃てはしますけど」

なんということだ!世界の中3は基本の三属性なら僕を上回っているのか・・・。


説明しよう。基本の三属性とは、電気・火・氷の3つの属性の攻撃呪文(アサルトスペル)ことである。

この3つは魔法をまずは習得する。そして・・・


-次話に続く-










変なところで切ってすみません。

続き長いんで・・・

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