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第18話〖不良・・・〗
お昼時が過ぎてしばらくした時間帯。
太陽がやさしく照らすなか、ジャックはのんびりと街を歩いていた。
あまり人通りが少ない道で遠回りしながらこの街について知る。好奇心に駆られたジャックはそんなひと時がジャックは好きだった。
そんな時、近くから怒声が鳴った。
「ガキのくせに偉そうに!殺されたいのか!アァッ!」
「す、すみません。ゆ、許してください」
「せっかくの10万円のジャケットが台無しだぜ。どうしてくれんだよ!アァッ!」
「弁償ならするんで許してください!」
「ガキが、俺たちは戦場帰りなんだよ!どうゆうことかわかってんのか!?」
曲がり角から見てみると3人の男が1人の学生に対し怒鳴りつけているのが見えた。
どうやら1人の男が来ていたジャケットを汚してしまったらしい(見た感じ目立った汚れがないので当たり屋だろう)
普段のジャックならビクビクして何もできない状況だが、怒鳴られている生徒がベルフィ-トの3年生だったので見て見ぬふりができなかった。
しかたない、助けるか。でも戦場帰りて言ってるし、下手したら面倒だな。
しぶしぶジャックは戦闘態勢になっていった。