第14話:〖開会式?〗
「戦いの時は来たぁぁぁぁ!教師による決闘が今、始まろうとしている!」
そんな合図とともに決闘は始まった。
なぜかお祭り騒ぎになっている。
「司会は私、アルフ=ヘイブン。そして司会は———」
「私、アリス=ミッドフィードがお送りします。」
アリスがお辞儀をした瞬間歓声が沸き上がる。
「なんでアリスがそこにいるのぉぉ!」
ジャックが声を荒げても華麗なるスルースキルを発動された。
中庭なので位置的には伝わっている。
「ジャック先生ってあんなに声が出るんだ」
「めっちゃから崩壊してるんですけどー」
「かわいい♡」
生徒からの反応がすごい。
ジャックはまぁかっこいいというよりカワイイ系なので
女子男子隔たりなく愛されるキャラであった。
「今回は決闘自体珍しいですが先生同士って言うのもすごいですねアリス先生」
アルフ君は絶妙な間の取りかたで進行させていく。
「そうですね~。こう言うのを見ると私もやってみたくなります~。
でも私はめけちゃいますからね~。全力を尽くしても~」
やめて、あなたがガチったらワンチャン学校壊れる。
ゆったりとした口調で話すアリスは絶大な人気をほこる。
「きゃーーーー!アリス先生ぇーーー!」
「アリス様のために全力で応援するぞーー!」
「「イェス!マスタ-!アリス様のためにー!」」
なんか親衛隊らしき人たちまで来ている。あったのか・・・。
「「アリス!アリス!アリス!」」
お前ら何しに来たんだよ!帰れ!
「ふふっ、ありがとうございますみなさん~」
やめて、絶対調子乗るから!
反則級の笑顔を見せてアリスが言うと
「「うおぉぉぉぉぉぉ!ありがとうございますアリス様ぁぁぁぁ!」」
いやお前ら何しに来たんだよ!帰れ!
「人気ですねアリス先生。そろそろ決闘について説明しましょうか」
アルフ君えらいぞ。なんというMCの素質。
「そうですね。では今回の賭けと対決方法を説明しましょう~」
アリスが言った刹那———
「「まってましたぁぁぁぁ!」」
だからお前ら何しに来たんだよ!帰れ!
「今回はジャック先生の勝利時はジョマーニ先生の給料1ヶ月分。
ジョマ-ニ先生の勝利時はジャック先生の授業を学校の方針通りにする。ですね~」
「「さすがです!アリス様ぁぁぁぁ!」」
いやだからお前ら(以下省略)
「対戦方法は、魔導兵模擬戦闘結界?これは何ですかアリス先生?」
おそらく生徒の全員が初耳だろう。
「これは精神体のみで闘う方法です。
この結界内では精神体で行動ができます。
でも死なないようになっていて破壊してしまっても元に戻るという具合ですね~」
「「とってもわかりやすいです!アリス様!!」」
お前ら(以下省略)
「精神体が破壊されても戻るというのはどういうことでしょうか?
普通死にますよね?アリス先生」
不思議そうにアルフ君が言うと
「貴様!アリス様の隣にいといて、なんという理解力のなさだ!」
「「そうだそうだ!」」
いや分かったらすごいわ!お前らゆうてわかんないだろ!
「痛みは感じないようになっています。あと正確には
精神体ではないんですが話すと長くなりますのでこれくらいで」
「分かりました。では両者の同意を得て始めましょう」
アルフが言うと同時に———
「私は問題ない」
ジョマーニは宣言する。
「僕も大丈夫です」
ジャックはそれにならって宣言する。
「ではアリス先生に勝敗予想をきいてみましょう」
いや始める言ったよね?ねぇ!
「そうですね~。やはり年の功もありますし軍用魔術にたけている
ジョマーニ先生が優勢でしょう。勝ってくれると嬉しいですね」
いやを応援してよ!悲しいわ!
「ふん、貴様のお友達は俺についたようだな」
どや顔で言うこいつは死刑が確定した。
「あはは、悲しいです先輩。四面楚歌ってことですねw」
悲しそうにジャックは言って見せた。
「では、開会式を終わりたいと思います。」
これ開会式だったんだ。意気込みとかきかれなくてよかった~。
「では実況は私、アルフ=ヘイブン。解説はアリス先生にお願いします」
「はい、お願いされました~。よろしくお願いします」
「「よろしくお願いします!アリス様!」」
だからお(以下省略)