第9話 邪神
そこには、倒すべき敵邪神がいた。
邪神は相手を圧倒するなにかを体に巻きつけている。オーラのようなものか?
いやこの際どうでもいい。なんだこの展開、初っ端から詰んでんじゃねぇか…
「我が名は漆黒の頂に立つ者、邪神ダークマターである。」
やばい、やばい どうしよう、絶対に勝てない。絶対にだ。
俺は邪神の話す最中鑑定をした。これがその結果だ。
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邪神ダークマター
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表示不能
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創造神が創り出したスキルがまるで役に立たない。それ程の敵なのだ。
「お前は創造神、いやその下の神にでも召喚されたのではないか?」
「っ!?」
何故、それを?いつ知った、ついさっきこの地に踏み入れたばかりだぞ!
それを見透かすかのように邪神はまた話し出す。
「何故知っているか…そう思っているのだろう。それは簡単な話しだ。
私は創造神を超える力を手に入れ、この召喚を予知していたのだよ。」
創造神をも超える力か。あり得るのだろうか。
しかし邪神の姿を見ると、肯定せざるを得ない。
身体全体を、赤のラインが怪しく光るローブで隠しているが、頭に生える角、2mをゆうに超える背、人間とはかけ離れた筋肉隆々な身体を隠しきれていない。
「お前に問う。お前は召喚された者か。」
「そうだと言ったら…?」
「容赦なく殺させてもらう。
きっと、今否定しても相手にはわかっていることだ。肯定と否定どちらを言ってもこいつとは戦うしかない。
でもどうする?今の戦力はほぼ0だ。実際勝つビジョンが思いつかない。
どうする?どうすればいいんだ?ロキ!