表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自由でいたい無気力男のダンジョン生活 68話完結  作者: 無職無能の素人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/30

第8話 食没

 野菜がいっぱいあるので野菜スープを作った。

 徳用ウィンナーを常備しているので、大量の野菜とウィンナーをぶち込めば大体完成だ。

 味付けはラーメンの粉スープを流用する。二個食いする時にもスープは一つしか入れない主義なので余っている。


「うみゃあい!」

 健康の味がする!なんか野菜の味が濃い、とりあえず美味い。詳細不明。


 さて、寝る前に通販サイトで買い物をしたい。あの世界を弄りたいのだ。


 今あるのは、草原:スライム:現金硬貨、土:土人形:土団子、畑:野菜モンスター:各種野菜。

 ここに何を追加したいか考える。


 やっぱりお肉が欲しい。獣モンスターが湧けば肉が取れそうだ。

 魚も欲しい。これも同じだ。

 獣モンスターや魚モンスターが生まれる環境を作ればきっと手に入るはず。


 獣が湧きそうな場所というと……森?牧場なんかもありだろうか?これって言うのが浮かばないな。

 魚の方は簡単だ。水場があればいい。小さな池でも魚は住むだろう。


 土団子を沢山集めたら森が作れるだろうか?うーん、規模感がわかんないな。

 それより、牧草とか育てる方が簡単そうだ。それでモンスターが湧くかは分からないけど。


 まぁとりあえず池を作ってみよう。あれこれ考えても上手くいくか分からないしな。


 ネットで池の作り方を調べてみた。簡単な物であれば、穴を掘ってビニールシートを敷き、そこに水を入れればいいらしい。

 これ、庭の子供用プールじゃね?まぁいいか。重機入れて作業するわけじゃないし。


 アマゾンで大きなスコップとビニールシート、それと長いホースと周辺道具を注文しておいた。ついでに軍手も。


 明日が楽しみだ。ぐぅ。




 朝。

 華麗なモーニングルーティンをこなして草原に立つ。

 土の部分はそのままで土人形が歩いていた。草原部分はスライムだ。

 とりあえず午前中に土の部分を畑にしようかな。土団子をいっぱい混ぜればいいはずだ。


 いっぱい混ぜれば畑に……じゃあ草原はどうやって作るんだ?

 思い浮かばないな、ちょっとだけ土団子撒くとかか?今は草原がいっぱいだからいいけど、スライムからしか現金が出ないんだよなぁ。

 まぁそのうち考えることにして、土人形が湧かなくなるまで破壊し続けよう。


 ドスン、パリン。ドスン、パリン。       


 しばらく土人形を倒し続けたが、流石に飽きてくる。

 現金とか野菜が収穫できるのと違って、土人形はドロップ品をそのまま捨てているからなぁ。楽しくない地道な作業だ。


 まだまだ土人形は湧いているが、今日はここまでにしよう。

 やる気を使い果たして帰った。


 まだお昼だ。宅配便は置き配指定に変えられるし、ちょっと出かけてみようかな。

 普段だと面倒なのでそんな事は考えない。だが今の俺には【変身】がある。これでちょっと遊んでみよう。


 何がいいかな。女性化して出かけるか?イケメンになるか?いっそ怪人になるのも面白そうだなぁ。


 考えた末に、井の頭のごろうちゃんに変身した。飯を食うならこれだろう。


 行き先はすたみな次郎だ。

 近頃健康的になっちゃって、腹が減って仕方ないんだよ。ちょっと奮発して食い放題に挑戦だ。絶対元を取ってやるぜ!


 軽くスキップを踏んですたみな次郎へ向かう。どうだこれがごろうステップだ。

 自分でやると恥ずかしいが、今の俺は井の頭のごろうちゃん。すごい開放感を感じる。


 やって来ました、すたみな次郎。

 今日俺は楽しみに来たんじゃない。戦いに来たんだ。


「いらっしゃいませ、何名様ですか?」

「ヒトリー…です」


 これは大丈夫。一人焼肉なんてどうってことない。おれは井の頭のごろうちゃんなんだぜ。


 料金は先払いだ。平日ランチで約2000円。

 世間では安いという。だが俺にとってはとんでもない贅沢だ。

 必ず元を取る、店が泣いて縋り付くまで食ってやる。


 席につき、台に火が灯る。当然最大火力である。


 さあ肉を取ってこよう。部位に拘りなど無いが、鶏は焼くのに時間がかかるし今はいいかな。ウインナーもいらん。とにかく肉を皿に山盛りにする。


 寿司も美味そうだ。すたみな次郎の寿司はうまくない?どこのお大臣だよ。超ごちそうだ、盛りまくるぜ。

 からあげ、たこやき、ポテトフライ。たまらねぇ、全部食うぞ。

 片っ端から集めていると、フルーツとアイスが目に入った。ちょいと早いがあれも食いたい。


 さて。テーブルの上はごちそうでいっぱいだ。なんという幸せ。すたみな次郎の優しさが五臓六腑に染み渡るでぇ。


「ふふっ、見ろよあそこ」

「ばかめ、すたみな次郎の楽しみ方を分かってねぇな」

「食いきれねぇだろ、恥さらしが」


 そんな幻聴が聞こえる気がする。別に誰も見てないが。

 構うものか、俺の腹はペコちゃんなのだ。

「この世の全ての食材に感謝を込めて」


 俺の戦いはこれからだ!


 3回お代わりした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ