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第27章:新世界の夜明けと提督の休息

1859年夏、東京とワシントンD.C.


反日本派の欧州諸国が屈服し、日本と和新条約・自由貿易条約を結んだことで、日本とアメリカは名実ともに世界覇権を確立した。アジア、アフリカ、アメリカ大陸、南米、欧州――地球の全てが日米の影響下に収まり、新たな秩序が築かれた。一方、マシュー・カルブレース・ペリー提督は、自らの功績を振り返り、歴史に名を刻んで最後の休息を迎える時が来た。




東京で、「日米世界会議」が開催された。林美咲大臣と田中が、アメリカ大統領ジェームズ・ブキャナンや各国使節を迎え、新秩序を宣言した。


林が演説を始めた。


「諸君、世界は争いと搾取の時代を終えた。日本とアメリカが手を組み、自由貿易と相互支援で新たな繁栄の時代を築く!」


ブキャナンが頷き、補足した。


「我々と日本は、技術と資源を結びつけ、全ての国を豊かにする。ペリー提督の開国が、この未来を切り開いたのだ!」




新秩序の内容


経済:全世界で関税ゼロの自由貿易網を構築。日本は技術と商品を輸出し、アメリカは資源と物流を提供。




軍事:日米相互防衛条約を基に、世界各地に共同拠点を設置。日本の海上自衛隊とアメリカ海軍が平和を維持。




文化:日本の「アニメ」「J-POP」「スターバックス」が世界標準となり、アメリカの「ハリウッド」と融合し、新たな文化圏を形成。




ロンドンでは、「トヨタ」の車が走り、パリでは「寿司」が流行。リオでは「戦闘機」が空を飛び、北京では「カップラーメン」が庶民の食卓に。世界は日米の技術と文化で結ばれ、かつての植民地時代は遠い過去となった。




ウィーンのオーストリア貴族ハインリヒは、


「日本とアメリカが世界を一つにした。我々の繁栄はこれからも続くよ!」


と喜び、ベルリンのドイツ貴族フリードリヒは、


「植民地がなくとも、日本のおかげで我々が勝者だ!」


と誇った。


一方、イギリスのウィリアム卿は、


「我が帝国は沈んだが、日本との交易で生き延びるしかない…」


と認め、フランスのジャンも、


「反日をやめて正解だった。パリが再び輝き始めたよ」


と安堵。南米のペドロ2世は、


「日本とアメリカが我々を救った。新時代に感謝だ!」


と笑った。


世界は日米の覇権を受け入れ、新秩序に順応していった。




ワシントンD.C.の自宅で、ペリーは静かに窓の外を見ていた。街には日本の車が走り、「スターバックス」の看板が輝き、若者が「アニメ」に夢中になっていた。彼は1853年の日本開国を思い出した。


「俺が黒船で日本を訪れた時、まさかこんな未来が待ってるとはな…」


彼の手元には、日本から贈られた勲章と手紙があった。田中の筆跡で、


「提督、あなたが開いた門が世界を変えました。感謝します」


と書かれていた。ペリーは微笑み、呟いた。


「清を動かし、イギリスを沈め、アメリカを高めた。あの小さな島国が、世界の頂点に立つとは…俺の人生、悪くなかったな」


1859年7月、ペリーは家族に見守られながら静かに息を引き取った。享年65歳。彼の死は世界に報じられ、東京では林が追悼演説を行った。


「ペリー提督は我々の恩人だ。彼の功績は歴史に永遠に刻まれる」


ワシントンでは、ブキャナンが国葬を宣言。


「彼はアメリカと日本の絆を築いた英雄だ。世界は彼を忘れない!」


ペリーの名は、日米覇権の礎として歴史に輝いた。




東京湾では、「いずも」が日の丸と星条旗を掲げ、世界各地からの船を迎えた。ニューヨークでは、日本の飛行機とアメリカの艦船がパレードを行い、市民が歓声を上げた。


田中は林と酒を酌み交わし、言った。


「反日本派も屈し、世界が我々の色に染まった。ペリー提督の夢が叶いましたね」


林はグラスを掲げ、笑った。


「そうだね。アジアから始まり、世界を握った。新時代は我々とアメリカのものだよ」


世界は日米を中心に回り始め、争いのない繁栄の時代が幕を開けた。ペリーの開国から始まった物語は、ここに完結した。




エピローグ


1859年、世界は新たな夜明けを迎えた。日本の技術とアメリカの力が結びつき、地球は一つに。歴史書にはこう記された。


「マシュー・ペリーが日本を開き、世界を変えた。彼の黒船は、新秩序の第一歩だった」


そして、人々は未来を信じ、笑顔で歩み始めた。


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