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第6話 星降る腕輪の意外な効力

 さてカンダタを倒した以上、ここに留まる理由はない。というよりカンダタは後回しにしても良かったのだが、どうせいずれは倒さないといけないから、イシスへ進む為の腕試しといったところですかね。

 ファミコン版ではバハラタでカンダタを倒してからこの塔に挑むとか、ラダトームの牢屋にいる事を確認してからこの塔に来る、という様な事が出来るのだが、さすがにスーファミ版ではちゃんと改良されていて、ここで倒しておかないとバハラタの洞窟にカンダタは現れない。一応ちゃんとしたルートなので、ここでやっておく事にしたのだ。


 さて次は、アッサラームへの狭い道程。

 途中の敵は半端ではなく強い。強くて苦労するものの戦闘後にしっかりとHP回復さえすれば、どうにかなる。ただしアッサラーム近辺のあばれ猿が正直怖い。ホルモン以外は直撃3回目で死ぬ。

 でもこれを、まだ大丈夫じゃん! と思うのは大間違い。あばれ猿が3匹出てきて集中攻撃されたら、1ターン目で誰か死ぬのだ。もう攻撃も均等に来るように祈るしかない。しばらくレベルアップの為の戦いをする。


 アッサラーム内には特に嬉しいものはない。どうせ装備品買わないし。いやいっそアッサラームの武器屋で相手の最初の言い値で買う場合においてのみ可、というのはどうかな……と思ったけどやっぱりやめておく。


 砂漠へ。まずは南下してほこらに行って、色々と置いてある物を取る。

 小さなメダルとすごろく券とステテコパンツ。ステテコパンツはもういらない。取っちゃったけど。

「ぶかぶか~っ」

「だから、やらないで!」

 でもその祠の中にいる人から話は聞かない。話もせずに、物色だけして出て行く。何しているんだ、勇者一行!。

 とりあえず、さっさとイシスへ進む。

 

 イシスではいきなり地下へ行く。ここには星ふる腕輪があるのだ。骸骨問答して、さっそく刺のムチを持つかるびに装備!。


 おお、これは凄い。

 今までの印象では星ふる腕輪は、どちらかというと防御力を上げるイメージがあった。実際すばやさが上がっても敵が1回行動する間に2回出来る訳じゃない。でも少しでも敵より早く行動したい場合には相応に有効だった。対はぐれメタルの様に。


 しかし今回の装備で誰よりも早くかるびが行動出来るという事が、これだけ嬉しい事になるとは思わなかった。そう、かるびは集団攻撃出来る棘のムチを装備しているのだ。これによって、かなり無駄が省ける。


 例えばキャットバットが4匹現れる。今までなら、つくねが1匹に攻撃、その同じ相手にテールも攻撃、その程度で死なないから、そこにホルモンが攻撃して1匹撃退。そこに、かるびのムチ攻撃、HPはいくらか削るが3匹残る、というパターンがよくある。というか多少順番が変わっても2匹は残る。


 しかしかるびのムチ攻撃が必ず最初に出来るなら、そのHPの減り具合にあわせて各人が攻撃すれば1ターン目で最高3匹まで撃退出来る。これが大きい。


 なにせこのメンバーの何が弱いかって防御力が弱い。何気ない攻撃でも10~20ぐらい持っていかれる。特に相手が人喰い箱の場合にいたっては、ホルモン以外は一発死にである。通常の敵でも、攻撃を1回余分に受ける事がどれだけ致命的かという事。まさに攻撃は最大の防御である事が実感出来る。


 よって、本来ならもっと苦労している筈のピラミッド攻略も、星ふる腕輪のおかげで意外と楽に済んだ。予想以上に短いターンで敵を倒せるから、あまりHPが減らない。死ににくくなり、MPも節約できる。


 ただし予定外だったのはピラミッドの中の道のりを、もはやすっかり忘れてしまっていた事。人喰い箱がいたポイントなんかすっかり忘れちゃったと、気を抜いて全滅したりなんかした。

 でも再度ピラミッドを訪れ、その人喰い箱がいた宝箱を覗いてみたけどもういなかった。どこかに逃げたんだろう。自分で宝箱の蓋を閉められないのだろうか?


 さて昔のプレイを思い出しながら、魔法の鍵をゲット。手順を忘れていて1回落とし穴に落ちるのは愛嬌。


 4階に上がったけど、つくねのMPも少なくなった事だからミイラ男のいる宝箱は今回無視。5階に上がって派手な服(+28)を入手、テールが装備。これでテールの格好は立派な遊び人っ!

 とは言ってもそれまで装備していたのはステテコパンツ一丁だったけどね。


 6階の小さなメダルを忘れずに取ったら、飛び降りてルーラ。アリアハンへ。ピラミッドのミイラ男箱はちょっと後回し。魔法の鍵をさっそく活用だ。


 宝箱から豪傑の腕輪(攻+15)これは当然ホルモンへ。それとルーンスタッフ(+35)はつくねへ。凄いぞ、聖なるナイフ(+14)からいきなりのランクアップだ。とはいえ普通ならイシスでホーリーランス(+35)を購入しているだろうから、やっと人並みか。


 再度イシスへ飛んで、夜になるまであたりをグルグル。

 地獄のはさみは、倒すと青銅の盾(+7)をくれる事があるが、すぐにスクルトかけてまったく歯が立たなくなるから無視して逃げる。

 もし仲間に魔法使いがいればMP尽きるまでヒャド打って退治しまくるのだが。


 おお!、キャットフライを倒したらぬいぐるみ(+35)を持っていた!。当然防御力重視の為、最前線のホルモンが装備。


「わぁ可愛い!。ホルモンが猫ちゃんになったぁ」

「でもデカいでやス。よく着れたでやスね」

「うわぁ。モコモコして気持ちいい!」

「コラ、抱きつくな!」

「ダメよ。せっかく可愛いのに、声出さないで」

「え、あ、うむ……」

「ほら、お手!」

「…………」

「あらあら、いい子いい子」

「う…………」(どうやら中で照れているらしい)

 

 夜になってイシスの城へ。

 宝箱、取りまくり。絹のローブ(+20)が嬉しい。黄金のティアラは、頭の防具ではなく装飾品で、運が+13上がって幸せ者になる。幸せ者になって本人は嬉しいかもしれないけど、パーティの戦力アップにならないから袋行き。ルビーの腕輪も、みえっぱりになる以外、特にスキルアップなし。

「♪くーもーりーガラスの向こうは風の街」

「それ腕輪じゃなくて指輪」

「でも歌詞中ではルビーのリングだよ。腕輪でもいいじゃない」

「ちゃんと聞いて、“指のリング”って言ってるでしょ」

「という訳で、袋行きでいいな」


 さて小さなメダルもしっかり溜まったところで交換。刃のブーメラン(+24)ゲット。当然かるびが装備する。はじかれた棘のムチ(+18)はテールが装備。

 ひと通り装備を増強して、再度ピラミッド攻略。さっき取り忘れたミイラ男の宝箱を取りに行くのだ。


 おお、さっきに比べてさらに楽勝。

 しかも宝箱はマミーではなくミイラ男だから、本当に楽々。テールが遊ばなければ、1ターンでいける。

 マジカルスカート(+25)と、石のカツラ(防+15)ゲット。


 さて、そんなところで現状。

・戦士ホルモン:Lv14、HP128・MP0・力81・すばやさ12・体力65・賢さ9・運のよさ13。

装備、鉄の槍(+26)、ぬいぐるみ(+35)、青銅の盾(+7)、木の帽子(+6)、豪傑の腕輪(攻+15)。

攻撃力122・守備力54。性格『豪傑』に。

・遊び人『テール』:Lv15、HP88・MP65・力17・すばやさ32・体力45・賢さ33・運のよさ137。

装備は刺の鞭(+18)、派手な服(+28)に皮の帽子(+2)、石のかつら(+15)

攻撃力35・守備力61、性格『頑固者』の呪い。

・僧侶つくね:Lv14、HP72・MP76・力30・すばやさ28・体力36・賢さ39・運のよさ29。

装備は、ルーンスタッフ(+35)・マジカルスカート(+25)・毛皮のフード(+10)・銀のロザリオ(守+4)。性格『ロマンチスト』に。

攻撃力70・守備力53。覚えた魔法、ベホイミ、マホトーン。

・勇者かるび:Lv13、HP62・MP32・力58・すばやさ74・体力31・賢さ16・運のよさ21。

装備、刃のブーメラン(+24)、絹のローブ(+20)、金の冠(+6)星ふる腕輪(すばやさ×2)

攻撃力82・守備力63。覚えた魔法、アストロン。性格『おてんば』に逆戻り。


※1 愛玩用のぬいぐるみではなく、着ぐるみ。キャットバットはこれを着ていた、という事になる、のか?。

しかし何でこのぬいぐるみは、鋼の鎧(+32)より丈夫なんだろう。ファミコン版よりさらにグレードアップしている。

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