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月桜学園シリーズ  作者: 月影 鈴夜
一巻 私がモテるとかありえない
16/21

彼を好きにならなきゃよかった

楓は陰で二人の会話をずっと聞いていた。


気付くと涙が流れていた。蛍先輩は本当に夏純が好きなのね。


楓が入る隙間なんてないくらいに…。彼を好きにならきゃ良かった。


夏純が羨ましいとつい思ってしまう。あんなに地味で平凡なのに…どうして?


あの子の周りにはカッコいい子ばかりが集まる。

その時、近くの草むらで泣いている奴が居るのに気づいた。

そっと見ると…⁉時雨 朔だった。


なぜ朔君が居るの⁉あっ…そういえば朔君も夏純が好きなのよね。


だから、かな?とその時、朔君がこっちに気づき「朝影さん。今の見なかった事にしてくれません?」と言ってきた。

彼の瞳が楓の心に刺さった。


楓は「朔君。私の方こそ誰にも言わないでよね」と言うと「当たり前だろ」と言い去って行った。

朔君はどうなの?夏純を好きになって良かったと思っているの?


そんな疑問が口の中に残ったまま楓も逃げるように家に帰った。


何度も何度も涙が溢れて止まらなくて…好きだったって気づいた。


本気で恋していたのかもって思った。

でも、それはきっと朔君もそうなのよね。


朔君…泣いていたな。大丈夫かな?なんか心配だな。

恋って…辛いな。


蛍先輩は『朝影と居ると落ち着くわー』と言ってくれた事もあったっけ…。


本当に思わせぶりなだったな。蛍先輩は。ほんっと酷いよ。また涙がこみ上げる。


蛍先輩のバカっ!あんな事、言わないでよ。気軽に家に呼ばないでよ。


楓を変えたのは蛍先輩のくせに…今更ほっとくとかひどいよ…。


そんな事ないよね。楓に魅力が無いから悪かったのよね。


楓の気持ち、どこに捨てればいいのかな?この好きはどこにいくの…?



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