ちょっとした男の子だったお話第6話「ミルト女学校入学編1~クラス~」
この話は第6話です。まだ前の話を読んでいない方は先にお読みください。
前の話の終わりとこの話の始めは続けて読むことをおすすめします。
もしかしたら関西弁が入っているかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。
by霧崎刀
次の日、4月1日。今日は学校に行って、学校カバンを受け取りに行って、いろいろ説明を受ける日だ。
そして俺は8時に家を出ると、たまたま約束していなかったが、家から出てくる雫を見かけたので、
「一緒に行こ!」と声をかけて、一緒に登校した。学校に行くと、父さんが校長として、そこにいるのを、
なんだか変な気持ちになった。いつも家でだらけている姿を思うと、少し面白いと思ってしまう。
きっと校長が父親の俺だけだろうが。そして時間を待っていると、何かのプリントを渡された。
どうやらクラス表のようだ。俺は、1年A組だということと、1クラス30人で、出席番号は、普通は五十音順のはずだが、なぜか名前が、五十音順で並んでおらず、出席番号は、15番であった。雫はどこだろうと探すと、同じA組で、10番でとても喜んだ。雫に言う前に、
「葵!同じクラスでよかったね!」と、早くいってきた。そしてさらに、今、気づいたのだが、A組~C組の中に知っている名前があった。月宮楓。それに気づいた瞬間、後ろから、
「同じクラスだったのですね。」と、話しかけられ、思わず、びっくりしてしまった。後ろを向くと、
月宮さんがいた。すると、すぐに、
「まさか助けてくださったあなたたち2人と同じクラスになれるなんて思ってませんでした。これからもよろしくお願いします!私のことは、月宮か楓で呼んでください。あなたたちは何と呼べばいいでしょうか。」と言われたが、どうするか少し迷って、
「山口か、葵で呼んでくれればいいよ。」と言って雫は、
「雫って呼んでくれたらいいよ。」と元気に返した。月宮さんは、
「では葵さんと雫さんと呼ばせてもらいますね。それではまた今度!雫さん葵さん。」と言って去っていった。そして時間になり、父さんの話を少し聞いて、手さげかばんにカタカナで、「ミルト」と書いてある学校カバンをもらった。帰るときに雫と話して思い出したのだが、ミルト女学校は、置き勉を許可されているらしい。便利だと思う。
また中途半端なところで終わってしまい、申し訳ないです。次も学校入学編かな?by霧崎刀