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ちょっとした男の子だったお話第4話「もう1人の友達。」

この話は第4話です。まだ前の話を読んでいない方は先にお読みください。

前の話の終わりとこの話の始めは続けて読むことをおすすめします。

もしかしたら関西弁が入っているかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。

by霧崎刀

すぐ食べて、自分の部屋に戻ろうとするとインターフォンがなった。インターフォンの画面を見ると、

小学校から中学校まで一緒だった、東佑日ひがしゆうひがいた。

よく遊んでたやつだがどうしよう。佑日には女になったことを伝えていない。どう出るか迷ったが、

もう正直に伝えることにしよう。玄関を開けると、佑日が、

「よう葵…じゃない?どなたですか?」と聞かれたので、

「いまから言うことを信じてくれ。俺は葵だ。なんか女になったんだよ。雫に聞けば本当だってわかるはず。しかもここは俺の家だし、中学の生徒手帳もあるんだ。信じてくれ。」というと佑日は、

「なんか面白いことになってんのな。一応確認だけさせてくれ。おれの誕生日は?」とまだあやしまれているので、答えてやった。

「8月20日だろ?」というとさすがに信じてくれたようだ。今までのことをすべて話すと、

「俺は女学校と反対側にある、松宮市立松宮北男子高等学校に行くんだ。」と言ってきた。父さんによると、松北男子校と略して読んでいて、松北男子校の案外賢いほうの男子校らしい。いまさら聞くのもあれだが、聞いておくことにした。

「佑日は何しに来たの?」

「俺は中学卒業以来葵に会ってないなと思ってきただけだよ。家近いし。そろそろ帰るわ。」と言って帰ってしまった。佑日は近くのマンションの604号室に住んでいる。もう何もないし、自分の部屋に戻り、ふと横を見ると、松宮市旅行パンフレットが目に入った。俺はふと、小学校1年生の頃を思い出した。俺が小学校に入るとき、父さんの転勤が決まって、今の白滝府松宮市しらたきふまつみやし明町あかりちょうに引っ越してきて、明小学校あかりしょうがっこうで、すぐに話しかけてくれたのが、

雫と佑日だった。雫も佑日も家が近いので、よく父さんと母さんのゲームを借りてみんなでやってたな。

公園で縄跳びしたり、ブランコしたり、たくさん遊んでた。松宮北中学校に入ってすぐ、雫と佑日が同じクラスだとわかって、喜んでたな。そんな中学までの思いで浸っていると、いつの間にか1時になっていた。それから外に干していた父さんのタオルが風に飛ばされたぐらいで特に何もなかった。動画を見て暇つぶししていると、あっという間に3時になっていた。おやつの時間なので、ポテチのコンソメ味を食べた。(マジで好き。by霧崎刀)また自分の部屋に戻ると、ドアをノックされた。母さんが、

「葵?雫ちゃんと佑日君が玄関で待ってるよ。」とか言って戻って行ってすぐ準備して出たら、佑日が、

「久しぶりに俺んちで遊ばない?」と誘ってきたので、

「少しだけ待ってて。」と言って、いったん戻って母さんに、

「久しぶりに佑日の家に遊びに行ってもいい?」と聞くと母さんは、

「別にいいよ。行ってらっしゃい。」とokをもらったので、少し着替えて準備して、佑日と雫と俺の3人で何か月かぶりに一緒に遊ぶことになった。

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