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ちょっとした男の子だったお話第1話「俺は今日から女子高生⁉」

俺の名前は山口葵やまぐちあおい

春から晴れて男子高校生…になるはずだった。

春休みの半ば頃、宿題もないので昼寝でもしようかとベッドに入った。

そしてすぐに寝てしまった…

起きるとすでに1時を過ぎていて、昼ご飯の時間だった。

そして俺は暇なので歌いながら1階に向かうと、いつもと声が違うことに気がつく。

鏡を見るとそこにいたのはいつもの自分ではなく、女になった自分がいた。

驚いて1階に行き、母親に話すと始めこそ驚かれたが、母さんは、

「せっかく女の子になったなら父さんの学校に行けばいいじゃない。」

とまじめに話してくる。俺は、できるだけ否定したが、意味はなかった。

なぜなら、そんなときに、父さんが来てしまったからだ。

父さんは、びっくりして固まっていたが、すぐに、

「女の子になったなら父さんの学校に入ればいいじゃないか。」

と言われてしまった。

そんなこんなで話が進み、父さんの女学校に入ることになった。

ちなみに父さんは、家の近くで、成績がいいで有名な「ミルト女学校」の校長である。

今更だが、今までなかったはずの胸が…と思っていたが、男の時と、あまり変わっていないようだった。

さらに自分のベッドで確認したが、下の物がなかった。(ご想像にお任せします。)

やっぱりか…そう思いつつ、何をしようか考えて、一つの考えにたどり着いた。

まだ2時になっていないので、あいつの家に向かうことにした。

あいつというのは、源雫みなもとしずく。幼馴染。小学1年生から今までずっと一緒である。

雫の家は1つ家を挟んで隣である。

そして俺は玄関のインターフォンを押す。

「はーい」そう言って雫は出てくると、

「どなたですか?」と言ってきた。当たり前か。

「俺だよ。葵だよ。」というと雫は、

「本当なの?」と言ってきたので、デデンと言わんばかりに自分の生徒手帳を見せるとどうやら信じてくれたようだ。すると、

「女の子になったの!葵!」とどうやらウキウキで喜んでいるようだ。

さっきまでのことを話すと、雫は、

「あんたもミルト入るの?」と驚いていた。そして俺は気づいた。「あんたも」ということは…

「雫もミルト女学校に入るのか。」と落ち着いた声で言うが、実際はとても喜んでいる。なぜかというと

知らないやつばっかだと思って心配していたからだ。

そして雫ととある約束をした。それは、

「自分が元男である事をばらさないこと。」

これが女学校で知らされたら、本当に終わるからである。

次の話と、つながっている感じで読んでもらえば。

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