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イメンケ・ダビド・ダーウィッシュ視点での結末

 本来は失踪してたミューズの帰還でもあり大規模なパレードを催す所なのだろうが、現在ファルデウスは()()()()を狙ったテロへの警戒のため厳戒態勢と言う事に成っている。

 の割にはボク達の警備が緩い様に見得るけど、別に襲撃者を誘ってる訳じゃ無い・・・逆に見得無い所から厳重に守られているのだそうだ。


「この件が片付いたら陛下が盛大なパレードを催すでしょうね・・・・・」


「絶対参加しないよ、それはミューズに任せる!」


 と言っても逃がして貰えるか自信が無い・・・帝国の関係者では無くミューズから、ボクと一緒にパレード何て言ったらアイツ絶対に強請って来るぞ!


「それよりソロソロ大学に到着しますから、ご用意を御願い致します・・・・・」


 大学の構内は緑の多い公園風だった・・・普段なら市民にも開放されてるらしい。


「降車時は狙撃ポイントが多く狙われ易いので、その時は流石に装甲車両で周囲を囲んであります」


 大学の建物の一つが見得ると、その前には戦車っぽいのがズラリと並んでいる・・・その間を縫う様に入って行き最終的には玄関前に付ける。

 そして先に降り様とするボクに、


「アナタは今ミューズ様なんです、成り切って下さいね」


 と言ってボクを留めてミカさんが先に車から降りる・・・そして反対側に廻るとドアを開け、ボクに手を差し伸べた。

 その手を取る時にボクは何か・・・スターシップに乗っての戦闘中に感じる、あの嫌な感覚を覚えた。


「伏せろっ!」


 ボクはミカさんの手を取ると、そのまま車に中に引っ張り込む!

 と同時に彼女の頭が有った辺りに青い光線が駆け抜けた!


「第三講堂の時計塔だ!」


 数人の兵士が走って行くと、流石に蒼褪めてるミカさんに声をかけた。


「大丈夫ですか?」


「何で分かったの?」


 ボクの質問に質問で返される。


「自分でも解ら無いのですが、ヤバいモノを感じちゃう体質なんですよ・・・それ以外にもチョッとね♪」


 と言うがボクは勘が働いたのも確かだけど、今のタイミングでミカさんが撃たれるかも知れないと瞬間的に予想した。

 それは彼女がボクに手を差し伸べた正に時に、今のミカさんはボクでありボクがミューズを演じてた・・・あの時ミューズに手を差し伸べてるボクの眉間を銃弾が撃ち抜いたら?

 眼の前でボクの眉間を撃ち抜かれるのを見たミューズ、それは彼女を限界まで追い詰め悲しませる事が出来たに違いない。


「今の狙撃手は間違い無くアズミーナの手の者、そこまで実の娘に憎悪を燃やせるのかよ・・・・・」


 あの女にボクは悍ましさを感じながら・・・・・


「良いぜ・・・オマエがその積りなら、ボクが相手に成ってやる!オマエが望みを叶える前に、ボクがオマエの喉笛を食い破ってやるよ!アズミーナ・マルドゥース、オマエが仕掛けた悪戯はコレひとつって事は無いんだろう?」


 ボクも憎悪を燃やし始める・・・ボクの命を狙った事じゃ無く、ここまで逆恨みで娘を虐げ様とするアノ女に!




 車を降りると久し振りに大地に立ったと実感させられる・・・この車に乗り込んだのスターシップの中で、そう言えば地面に足を突けるのは久し振りだった。

 地球からミューズを追っかけ旅立ち、彼に居た星に辿り着いてミューズの身体を封印、その後に補給と最後の別れの為に地球に寄って旅だったから・・・ボクは地球、ミューズは彼の居た星以降は大地を踏みしめて無かった。

 やはり星の上に立つと舗装された場所でも安心感が有り、早い所ミューズにも味合わせてやりたかった。


 ボク達は一応控え室の様な部屋に案内される。


 今更だけど正直に言うと・・・他の人を危険に曝す位なら、ここにはボクとミューズの二人で並んでも良かったのだ。

 その位の覚悟はボクもミューズもしている、かと言って無謀なリスクを背負ったり無駄に命を危険に曝す気は無いけどね!

 それを態々ミカさんに身代わりを頼んだのはミューズに狙ってるのが母親だと知らせ無い為、そしてその後でボクがミューズの母親を殺す所を見せない為だ!


 直接手を下す事は無いだろうけど、直接ミューズの悲しむ顔を見に来る可能性はあるとボクは思っている・・・それならココでアノ女を始末するチャンスも有る筈だった。


 遅れてスターシップから来たトラックが荷物を降ろし講堂に運んでる間、ボクは控室でミカさんが来てた服と同じ服に着替え・・・ただし靴だけはワザと違うモノを履いていた。


「車を降りた時より背が低いと勘付かれた時の言い訳用さ・・・ミューズが踵の高い靴を履いて来たんで見栄を張って上げ底靴は居て来たけど、痛くて我慢し切れなかったから履き替えた事にするのさ」


 この時間・・・ミューズはこの部屋で休息する手筈に成っている。


「私もキッドさんのガードに廻りますね!」


 ミカさんもカツラを脱いで戦闘服姿に成ると、軽機関銃の様なタイプの銃を手に取った。


「お願いしますね・・・ってイメンケさんは?」


 いつの間にか姿を消していた。




 今回は緊急かつ重要な案件で尚且つ国の衰退に関わる問題、だから一切のセレモニー的なモノは排除し話はサクサク進める事に成っていた。

 ボクの紹介も簡素に済ませられ、ボクは壇上に上がるとカチューシャ越しにアリスの言う通りに真偽解析機の説明・・・では無く人間の頭脳の構造や仕組みから講義を始める。

 これを理解しないと真偽解析機の事は解らないのだ。


『アリス・・・ミューズの様子は?』


 講義の途中に時間を設け真偽解析機の取説を読ませる・・・次は真偽解析機の仕組みを教えながら、同時に使い方も教授するからだ。

 その間にカチューシャ越しに船内の様子を聞いた。


『イメンケさんの脅しが効いてて素直に待機してますよ・・・ただキッド様に扮したミカさんが狙撃された際、ミカさんを車内に引っ張り込んだ事が面白く無い様で♪』


 あれは不可抗力だ・・・ミカさんを引っ張り込んだ際、かなり濃密に抱き合って仕舞ったのだ!

 ボクの唇が彼女の頬に当たる程に・・・・・


『帰ったら大人のキスをしてあげるから、大人しくしてなさいと言って・・・・・』


『了解・・・ミューズ様より注文が有ります』


 何を言い出すんだ?


『一発じゃ足り無いから2発とか言ったら、そんな図々しい子はオシリ叩きのオシオキだ!』


『いえ、行き成りしないでチャンと断ってからして欲しいそうです。前回みたいに気が付いたら終わってたは無しでお願いしますとのコトです』


『了解・・・』


 ボクは苦笑しながら講義を再開し・・・その間 頭上で、男の戦いが繰り広げられてる事を感じた




「まさか本当に炸薬式の狙撃銃を用意して来るとは思いませんでしたね・・・・・」


 講堂の後方の高い場所に音響や照明を操作する部屋が有り、そこに居た警備兵が床に転がっている・・・その向こうで様子見窓から銃身を突き出そうとしてた❝あの男❞に私は銃を突き付ける。


「この人達もファルデウスの正規兵、そうレベルは低く無いでしょうけど・・・簡単に2人も殺してしまうとは」


「眠らせてるだけで殺してませんよ、基本的にターゲット以外を殺した事は無い・・・まあ銃を向けられればソンナ事を言ってられませんけどね」


 ユックリと奴はコッチに顔を向ける。


「キッドさんより私を先に狙って来ると思いましたが?」


「それは二流の判断です・・・一流を気取るなら、先ず契約から先に片付けないと・・・・・」


 彼が狙撃銃でキッドさんに狙いを付けるより早く彼を撃ち抜く自信が有り・・・そして狙撃銃の様な長い銃を私に向けたり、狙撃銃を投げ捨て拳銃を私に向けるより私の方が早く引き金を引くだろう。

 つまり現状、私の方が有利な状況だったが・・・・・


「なら・・・先に私とケリを付けませんか?」


 私は銃をホルスターに戻す。


「如何言う事でしょう?」


「アナタが一流のプロだと言うなら、折角(せっかく)転がり込んだチャンスを拾わない手は無いでしょう?その長い銃を私に向けるより、その銃を捨てて護身用の銃を抜くより・・・そこから立ち上がって私と正対する方が互角の勝負に持ち込めますよ♪」


「舐められてるのでしょうか?」


 彼から少し怒りを感じる。


「何時までもキッドさんに、その物騒なモノを向けられてたく無いんですよ・・・危険物は早い所 処分したいと考えてまして!」


 彼は狙撃銃を窓枠に立てかけると、ゆっくり立ち上がってコッチを向きました。


「後悔しますよ?」


「アナタがね♪」


 次の瞬間同時に懐に手を、成程一流どころを()()()だけ有って早い・・・でも私の方が早かったですけどね!


「何故・・・」


 彼が驚いた感じで私に問い掛けます・・・私が彼を殺さない様、キッドさんから借りた紐無しテーザー銃を使ったからでしょう。

 自分の状態を確認し、私に問い掛けながら気を失いました・・・タフな方ですね?

 私は部屋に現れたウェルム少将に後事を託し、暗殺者を担いで部屋から出ました・・・チョッと内密にやる事が有るんです。




 彼が居たのは自分が長を務める政党の党本部、その最上階にある党首の部屋に彼は居ました・・・そう言えばキッドさんがファルデウスも政党政治なんだなと言って感心してました。

 その最上階まで可成りの時間をかけて階段で登ったのは人目とカメラを避けたから、しかも失神してる暗殺者を担いで運んでるので疲れるコト疲れるコト、思いっ切り後悔しています。

 途中で何度か意識を取り戻しかけたのですが、騒がれたら面倒ですので頸動脈を絞めて眠って貰ってます・・・そしたら4~5回目で抵抗しないから頸を絞めるのはヤメてくれと頼まれました♪


 私は極力 監視カメラを避けながら階段を登りましたが、避け切れないカメラや警報機はアリスさんに頼んでハッキングや合成画像を流したり電子ロックを解錠して貰っています。


「て・・・提案なんだが脚の拘束だけ開放してくれたら自分で歩くし抵抗はしない、そもそも君の銃の電撃で私の身体は満足に動かない。声も満足に出せないんだ・・・・・」


 このテーザー銃を喰らってしゃべれるだけ大したモノです・・・私ならしゃべる事も歩く事も絶対に出来無い、ただソノ提案を受ける訳にはいきません!


「アナタを自由にする程、自分は自信家ではありませんよ・・・態々捕らえた猛獣の首輪を外すバカはいません。そんな口車に私が乗ると思ってるのですか?」


 そう思われてるのでしたら馬鹿と思われてると言う事、少しキツ目に頸動脈を・・・と言ったら!


「違うっ!後ろ手に縛られた上に足首まで、そんな状態で肩に担がれ本気で苦しいんだっ!」


 まあ片手で俵担ぎされるのは相当苦しい筈、言ってる事は理解出来なくも無いのですが・・・・・


「後4階分です、我慢して下さい♪」


「これも捕虜虐待では無いだろうか・・・・・」


 私はゲンナリしてる彼を片手で肩に担いだ侭でスイートに向かいます・・・ここからは護衛が増えて動きそうも無かったので、それ等をテーザー銃で眠らせながらね!




「君は誰だね?勝手に入られては・・・」


 私が彼の子飼いの暗殺者を担いでるので言葉が途切れます。


「勝手に暗殺者を差し向けたクセに何を言ってるんです?」


「その男が暗殺者か?私が依頼主だと彼が言ったのかね?」


 芝居がかった態度で言いますが、


「まさか・・・この彼は一流の殺し屋ですよ、拷問にかけられたって依頼主の名前は明かさない。それくらい依頼主なんだから知ってるでしょ?それに彼が依頼主がアナタだと言ったとしても、アナタには痛くも痒くも無いでしょう?ミスター・ジョブ・トゥーニック、ただし今までならでしょうけど・・・・・」


 彼の身体をソファの上に放り出しながら言ってやると、彼は流石に表情にも出さず笑顔で答えてきます。


「今までなら?これからもそうだろ?」


 と自信タップリに言いますが、


「アンタは意外と愚かですね?」


 そう言われて不快感を顔に浮かべます。


「アナタは皇帝陛下に嵌められたんですよ、すでに新型の真偽解析機は実証実験を終了させている・・・その最初の獲物がアナタです!今回の件はアナタがキッドさんを狙う様、陛下に誘導されたに過ぎません・・・・・」


「そんなのは承知の上、だが・・・・・」


 彼は自信タップリに何かを言おうとしましたが、私が懐から銃を取り出したのを見て言葉に詰まりました。

 ただし私が懐から取り出したのは私の銃では無く、暗殺者である彼の所持品の銃です。


「そうですね・・・確かにアナタを捕まえて裁判に持ち込んだとしても、アナタは新型の真偽解析機に対して有効性を疑問視する形で裁判を進める。それで時間稼ぎをして最終的には逃走を図るつもりでしょうね」


 そう言いながら銃を向けると彼は怯えを表情に張り付けながら、私に笑みを浮かべ・・・・・


「キミの様な慎重な男が、こんな軽はずみな真似はしないだ・・・・・」


「しちゃうんだな~~~っ、コレが!」


 キッドさんに借りたアニメのキャラのセリフをパクると、私は彼の腹部に何発も熱戦ブラスターを撃ち込む・・・トゥーニックの眼が驚愕に見開かれ、悲鳴を上げる事も出来ずに口から大量の血を吐き出しました。


「そん・・・狂っ・・・・・」


 か細い声で呟きながらトゥーニックはビクビク痙攣し、蛇口を捻った様に口から血を吹き出し続ける・・・そんなに長くは持た無いでしょうね。

 こちらも驚きを隠せない暗殺者の指を私は自分の眼鏡を外して押し付け、後ろ手に拘束してた簡易手錠を外します。


「ど・・・如何言う積り何ですかっ!」


 信じられないと言う顔をしてる暗殺者に、私は他の戒めを自分で放つ様に言いタバコに火を点けます。


「如何って何でかは知りませんが、トゥーニックは自分の雇った暗殺者に殺された・・・見た侭ですよ♪撃った暗殺者は逃げてしまいましたがね、私はキッドさんを狙撃しかけた暗殺者を追いかけココまで来ただけです」


 私は彼の前に彼の銃を放り出し、反撃されない様に自分の銃を向けて置きます。


「私に罪を着せる積りですか?」


 彼は呆れた様に私に言いましたが、


「アナタに罪を着せませんよ、アナタが誰かも知らないし・・・どのみち丁度良いじゃ無いですか?アナタは仕事を完遂する前にクライアントに死なれ、残金を受け取れないから撤退した・・・仕事を一件 失敗しただけです」


「クライアントを殺した等と・・・・・」


 私は銃を構えたまま煙草を吹かします。


「アナタが余計な事を言わなければ、私の眼鏡に揉み合った暗殺者の指紋が付いてる事など思い出しませんよ。トゥーニックを殺した銃だってアナタのモノとは断言出来ない、まあ雇ってた暗殺者の誰に殺された何て調べ様が無いでしょうしね」


 暗殺者さんは感心した様に・・・・・


「だから私に逃げろと言う訳ですね・・・トゥーニック氏を殺した暗殺者が逃げたとする為に・・・・・」


「そう言う事です♪」


 そう言うと私は2本目のタバコを取り出し、


「これを吸い終えたら本格的に騒ぎ始めます。ですからその前に撤退して頂けると・・・・・」


「じゃあ火を点ける前に教えて頂きたい、アナタが元軍人それも諜報部員であっただろう事は調べが付いてる。でも今は商社のビジネスマン、それも本当にリタイヤした・・・そのアナタが何故ここまで?」


 私は少し考えました・・・すぐに思い付かなかったんですよ。

 でもスグに理解しました。


「気に入っちゃったんですよ、キッドさんをね・・・彼に着いてけば面白い旅が出来そうだ♪辞表は出したんで後はクルーとして雇って貰えるか如何か・・・・・」


「成程・・・」


 彼は私に背を向け窓ガラスを数回叩くとコッチに向き直り言いました。


「アナタの名前を教えて頂けますか?」


「イメンケ・ダビド・ダーウィッシュと申します。ご存じでしょうけどダビドの民なので、姓・部族・名と一般のファルデウス人とは逆です」


 この方なら・・・関心を得る為にも、教えた方が有益でしょう。


「ミスター・エアの方が通りが良いですかね?」


 彼の眼が見開かれる。

 如何やら知ってる様ですね・・・・・


「敵わない筈ですね・・・まさか伝説(レジェンド)が相手だったとは、私の名前はアノン・・・ジョルジュ・ダビド・アノンです」


 なんと・・・私の家と対位置にある、無神論者の家の方でしたか?


「そう言う事なら私は逃げさせて頂きますよ、ありがたくね・・・ミスタ・トゥーニックを殺したのは誰か、私の口から広まらない事は約束します。そもそも私は何も見て無いし知ら無いのでね」


「ありがとう御座います・・・そうだ私からも一つ伺って良いですか?」


「構いませんよ」


 私は疑問に思ってた事を聞きました。


「今回の件アズミーナ・マルドゥースは・・・・・」


「あの女は廃棄コロニーで光神教会の炊き出しから、ナスティーズ枢機卿に接触しイリス母娘の情報を売ると同時に脱出に協力させました。腐っても元貴族令嬢、ナスティーズ枢機卿への接触は楽だったみたいですね」


 マアそんなトコでしょうね?


「その後は第一コロニーでミスタ・トゥーニックに接触、互いに利用してる積りで付き合ってましたが、私から見たらキツネ同士の化かし合いでした・・・ではソロソロ私は失礼します」


 そう言うと助走を付けて窓に飛び込みました。

 大きな音を立てて砕け散る窓ガラス、これじゃタバコを吸い終わる前に警備員が駆け付けますね?


 ふと私は床に放り出した彼の銃が消えてる事に気が付き、同時に私が脱ぎ捨てたトゥーニックを殺した時に着けてた手袋も消えてる事に気が付きました。


「律儀な方ですね・・・」


 ふと私はトゥーニックの方を見ると彼は既に事切れており、その表情から大分苦しんだで有ろう事が伺えます。


「まあアナタには、お似合いの死に様ですよね?」


 私は携帯灰皿にタバコを押し込み揉み消しました。

 一緒に真実も揉み消す事にします。


「さてと私はキッドさんを警護中に彼を狙った暗殺者を撃退、その後を追跡してココに来た・・・そしたら私に撃たれ逃げてた暗殺者がミスター・トゥーニックに詰め寄っており止める間も無く射殺した」


 警備員の足音が響き、私は銃をホルスターに戻して待ち構えました。


「トゥーニックを射殺した暗殺者は、窓ガラスを突き破って逃走・・・でもココ最上階ですよね?」


 彼が破った窓ガラスから上半身を乗り出しましたが、下で転落死体が転がってると言う事は有りませんでした。

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