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世界最強、その名はランクNo.0彡☆  作者: パタパタ
魔王編

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ゴンザレス、連れて行かれる?③

 里は平和そのものだった。


 俺は生まれも育ちもシティボーイ(スラムだけど)だから、こんな感じの田舎暮らしは初めてだ。


 山間の村での生活?

 朝から畑耕したり、家畜の世話をしたり。


 最近は魔獣の被害が増えて、人手が足りないらしい。


 ここでも魔獣か〜。

 あと、水害。


「雨季になると、鉄砲水がこの山間の村に流れ込んでしまう。

 だから、家々は高台にあるが畑はそうはいかない。

 だから、鉄砲水で畑が流される事がよくある。

 反対に乾季では水が不足する。

 辛いものさ。」


 棟梁、ラーゼッヒという名前らしい。

 言いづらいから棟梁で。


「ふ〜ん、ダムとか作ったらどう?」

「ダム?」

「ダム知らない?」


 知ってはいるが、どのようにすれば良いか仕組みなど専門的なことは、流石に知らないそうな。

 あー、それもそうか。


 ああいうのって国家事業とかだから、その手の研究者とか、技術者とか、政治家が主導で行うもんなぁ。


 俺?

 俺の本好き舐めんなよ!


 むしろそれが狙いで、世界中でちょこまかちょこまか詐欺師しながら、旅しているんだからな!


 図書館があるような大都市では、なんとかして詐欺して入り浸ってる。

 すぐバレて逃げるんだが。


 普通に?

 1日銀貨数枚掛かるようなところ入れるか!

 保証料に金貨預けるとかエゲツないんだ。

 本は金持ちのモンだからな。


「というわけで、にわかで良ければ分かるぞ?」

「なら、是非頼みたい。」


 棟梁がそう言うので、人の采配やら計画やら話し合う。

 人の手も掛かるし、素材やら、時間も掛かる。


 ただ、もうじき雨季に差し掛かるので、急ぎたいとのことで、急ピッチで実行。

 いつに間にか監視もなくなり、次第に村の住人とも打ち解けてきた。


「ゴンザレス!立派なキュウリが取れたぞ!少し分けてあげる!」

 シティボーイの俺は、村のおばちゃん連中にモテた。


 若い子は囲い込みされているので、回ってこないけど、、、。


 どちらにせよS級に慣らされてしまった俺は、村の女に食指が動かないけど。

 なんたる悲劇!


 だんだん、我慢するのも辛くなってきたけど、相手が居ない!


 ちくしょー!

 俺は何故、カストロ公爵領の楽園から抜け出してしまったんだ!


 、、、殺されそうだったからだな。

 うん、再確認すると落ち着いた。


 それはそうと、ダムの工事は着々と進んだ。

 里の人間も手順をかなり覚え、技術者の顔立ちになってきた気がする。


 どんな顔立ちか分からないけれど。


 雨季が始まり、なんとかダムの完成が間に合い、棟梁と2人で酒を飲んでいた。


 その棟梁がポツリと。

「ゴン。オメェ、この里の人間になる気はねぇか?」

 と聞いてきた。


 棟梁は、俺の名前を略してゴンと呼んでいた。


 村の娘と結婚して、所帯を持ってこの里の人間になったらどうかと。

 俺は少し悩んだが、首を横に振った。


 それは出来ないことだったから。


「そうか、、、。オメェさんは、この里で埋もれるような器じゃねぇかも知れないからな。

 やるべきことが、あるんだろ?」

 俺は頷いた。


 ヤるべきこと。


 それは、、、S級美女と一夜を過ごすこと!!


 無理なんだ!

 もうアタイの身体はS級美女にしか反応しなくなってしまったの!


 恐るべし!メメとエルフ女!

 まさか、こんな恐ろしい後遺症が残るなんて!


 もう、田舎では生きていけない身体なのだ、、、。


「そう、思い込むな。まあ飲め。」

 そう言って、棟梁は俺に酒を注いでくれた。


「棟梁。あんたたちは街には下りないのか?カストロ公爵領なら、今人手が足りない。きっと、棟梁たちの暮らせる場所もあるはずだが。

 、、、俺は行けないが。」


 俺が行くと、何故か担ぎ出されるし。

 俺、一般市民でいいんだけどなぁ?


 棟梁は笑いながら、酒をグイッと飲み干す。

「ふふふ、この里が無くなるようなことでもなけりゃあ、行かないな。

 ダムも無事出来たし、つまり、無いってことだ。

 、、、まあ、いずれにせよ、オメェはオメェの道を行け。それで良いんだ。」


 俺の道って、詐欺師なんだけど、、、。






 次の日、ダムの様子を見に行く当番だったので、俺は夜明け前にダムのところに行き、サボって二度寝していた。


 ふと目が覚めダムの前方下を見ると、大きな雄牛の魔獣。

 俺とバッチリ目が合って威嚇してる。

 ちなみに俺はダムの上。


 このダムは木を合わせて出来ており、流石に雄牛の魔獣の突進を抑えられるように出来てはいない。


 、、、つまり、そういうこと。


 雄牛は魔獣であれど、猛々しい闘牛の性質のまま、ダムに突っ込んできた。

 普通の牛より自分に自信があるのか、それとも単純に頭が悪いのか。


 どちらにしろ、突っ込んで来た雄牛により、ダムは崩壊。


 咄嗟に近くの木に飛び移った難を逃れた俺は、呆然と大量の水に流される魔獣を眺めていた。


 通常、ダムは川上に在り、このダムもその例にもれない。

 さらに雨季が始まり、水が溜まり、その大量の水が下へ流れていった。


 村へ、水が、レッツゴー!


 里の家は高台にあるから、人は無事だろうが、せっかくの畑が全て台無しになることだろう。


「、、、しーらね。」


 スタコラサッサ〜、早く逃げよう!


 あばよー!棟梁たちー!!

 強く生きろよー!!


 俺も俺の道を行くよ!

 つまり、、、詐欺師、頑張るよ!


 そうして、俺は次の旅に出るのであった。

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世界最強、その名はランクNo.0彡☆真相編女神陥落
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