革命家ゴンザレス③
星だー!( ゜д゜)/
ありがとうございます更新します。
最初数話抜けてました。
修正致しました。
たっぷり時間が経って、ブーフーウーはニヤニヤしながら帰って来た。
俺は完璧に逃げるチャンスを失った。
じ、自業自得じゃないぞ!
俺のせいじゃない!
疲れて頭が働かなかっただけだ!
それに忘れるな!
A級も美女だ!!
逃げれるわけないじゃないかー!
ゴンザレス悪くない!
、、、最近、不味いなぁ。
飲み屋の姉ちゃんを口説いてた頃にはこんなことなかったのに、なんでこうなっちまうんだ?
未経験者は相手にしないように注意してたのに、、、。
第一、A級美女がこんなに簡単に、引っかかること自体があり得ない。
こ、これが世界の叡智の塔の力か!?
なんでやねん!
、、、考えると怖くなってくるから、考えるのをやめよう。
カストロ公爵にさせられるのと同じぐらい訳わかんない。
過ぎたことより今からだ。
ブーフーウーに、丁寧にナユタが状況を説明する。
3人の盗賊は感極まったように、泣き出す。
「俺はよー、妻と娘を伯爵一族に拉致されて、、、必死に探したんだが、奴隷商に売られた後だって聞いて、ちくしょう、、、。
俺はやるぞ!やってあいつらに目に物を見せてやるんだ!」
ウーが何やら言っている。
娘が美女なら、俺が頂いてあげるよ?
奴隷としてね?ゲヘヘへ。
ウーの娘だから期待してないが。
ちなみに娘の名前はターナーというらしい。
、、、さ、最近、何処かで聞いた名前の気がするなぁ。
髪色とか風貌とか聞くと、ますます同じっぽい。
へ、へー、、、。
お、落ち着いたら、カストロ公爵領の屋敷を訪ねてみるといいよ?うん?いやいや、観光観光。
「へへ、、、。ゴン、慰めてくれんだな?気が向いたら行ってみるさ。」
う、うん、是非行ってみるといいよ?良い事あるかもよ?
か、カストロ公爵領の屋敷にも、孝行娘が居たりするからね、、、。
あ、ゴンザレスはちゃんと仕事してるから怒らないで?と言ってくれると嬉しいかな?
誰に?ハハハ誰にだろ?忘れて忘れて、わたくし、疲れてるの。
「俺たちは、この領地で生まれて育った。
一度は捨てたが、この街が、この領地が生まれ変わる可能性があるなら、、、それに賭けてみたい。」
ブーフーウーは俺にそう言った。
俺に言われても〜、、、。
「分かりました。ならば、私たちは仲間です。この領地を変えましょう!
お手伝い願えますか?」
ブーフーウーは意志のこもった目で頷いた。
なんでこうなった?
ナユタに案内されてやって来たのは、卸売問屋の一つ。
店先でナユタが、ご主人にお取り寄せの扇子が届いたと聞いたので、と言うと奥に通された。
合言葉になってるのだろう。
本格的だね。
君たち本物のテロリストだもんね、、、。
部屋に入ると中には机に蝋燭一本だけ立てて、20人ほどの男女が話し合っていた。
君ら邪教集団じゃないよね?
「ナユタさん、その人は?」
ナイスミドル風ヒゲオヤジがナユタに尋ねる。
「皆を率いて下さる方です。」
ざわざわする。
そりゃそうだ。
ヒゲオヤジはそれについて、何か言おうとするが、止める。
「とりあえず、そのことは後にしよう。
それより大変だ。
西区のアジトがばれて、官憲に踏み込まれた。
西区の代表カーラも捕まったらしい。」
「カーラだと!?」
フーが突然慌てる。
お知り合いですかね〜?
「昔馴染みだ、、、。
連れの嫁だったが、連れが店で金の払わない官憲に言い募って、その時に斬り殺されて以来、カーラは反領主の活動を続けていたのは知っていたが、、、。」
激しくどうでもいい。
ふ〜んと鼻でもほじりたいぐらいだが、俺以外は沈鬱な表情をしているので我慢する。
「せめて、どこから情報が漏れたのか分からないことには、、、。」
ヒゲオヤジがそう言って頭を振る。
心当たりがないらしい。
俺は興味がないので、酒とつまみでも貰って酒でも飲みたい気分だ。
俺はふとあるおっさんの顔を見て、気づいてしまった。
どうやら俺は、気付いてはいけないことに気付いてしまったようだ。
鼻毛が出てる、、、。
しかも白毛だ。
さらに、だ。
こいつ!長いぞ!?
俺はおっさんの顔を凝視してしまう。
決して触れたくはないが、俺に透明な手が存在するならば、抜きたい衝動に駆られる。
おっさんがこちらに気付いた!
俺はおっさんの鼻毛から目が逸らせず、目を見開いて凝視してしまう。
「おっさん、、、あんた、、、。」
俺はついに、言ってしまおうと!
「うわあああああ!!!」
おっさんは突っ込んで来た!
しまった!?
鼻毛が突っ込んでくる!
その時、ナユタが俺とおっさんの間に割り込み、おっさんの腕を掴み、それをクルンと回転させる。
それと同時にふわっとおっさんも回転。
気付いた時には、おっさんはナユタに地面に叩きつけられ、呆然としていた。
そこには鼻毛が、、、伸びたまま。
下の星エネルギーをお願いします_(:3 」∠)_