表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界最強、その名はランクNo.0彡☆  作者: パタパタ
邪神編
122/163

ゴンザレスとNo.1、あとエルフ女①

 世界最強と呼ばれる存在がいる。


 曰く、全てを見通す千里眼を持つ大軍師。

 曰く、万の敵すらも打ちのめす大将軍。

 曰く、病の悉くを治療して人を救う聖者

 曰く、最強にして無敗、世界の叡智の塔に刻まれるランクNo.1も超えた最強ランクNo.0


 だが、その正体は一切不明。

 男か女かオカマか、年齢も不詳なら、生まれも公爵様だとか、転生者とか、生まれながらの救世主だとか、魔王を指先一つで討伐したとか、数え上げたらキリがない。

 それら全てを合わせて、誰も見たことがないという。


 それが、世界最強ランクNo.0





 どうも、アレスです。

 かつてはゴンザレスとも呼ばれました。


 詐欺師です。

 詐欺師だよ?


 、、、嘘だよね?

 嘘だと言ってよ!


 もう誰も俺を詐欺師と思ってないとか無いよね!?

 俺違うからね!?

 No.0じゃないし、カストロ公爵でもない!

 そもそも俺は貴族じゃない!!


 さらに言えば、総司令官も総指揮官も違う!その2つの違いも分からない。

 ましてや世界を救うために走り回ってるなんて、まったくないから!


 逃げただけでなんでこうなるんだ?

 、、、あともう一つ。


 ハーレムなんか作ってないから。






 コルランからの援軍が追加され、2000人を越える大所帯。

 作戦が決まったら、万の軍が援軍に来るんだって〜。


 へー。


 作戦決めるのカストロ公爵って言う人らしいよ?


 へー。


 俺かよ。


「ハムウェイに話があるから。

 魔王にも関係あるからエルフ女も。」

 そう言って、俺は皇女王女元皇女と違う馬車に乗り込んだ。


 何あれ?

 あの馬車だけのランクで言うなら、SSSお外に1人Sって集団が出来上がってるんだけど?

 強さでも美しさでも。


 そんでもって、俺、あの中に混じって良いんだって〜。


 ハハハ(゜∀゜)


 こえぇよ!


 何、その怪獣の中に人間1人みたいな感じ。

 もうね、最近、勘違いのレベルが酷くておかしくなりそう。


 そもそも、この集団、何処に向かってると思います?

 わたくしの領のカストロ公爵領ですって。


 オホホホ(゜∀゜)


 俺、いつから貴族なの?

「結構、前からじゃない?少なくとも、アタシと会った時には、もうこんな感じだったし。」


「そんなことない!

 そんなことないぞ!エルフ女!!」


 酷い風評被害だ!

 訴えてやる!

 身体で支払え!!


「ところで良かったの?そこのNo.1にバラして?」


 話についていけずに、戸惑う世界ランクNo.1。

 この度、S級美女のパーミットちゃんと婚約してすぐに単身赴任中!


 そう簡単に幸せになどさせぬぞ、イケメン!


「考えたんだがなぁ、、、。

 バラしても、もう殺されなさそうだし、良いかなぁ〜っと。」


 蚊帳の外の戸惑うイケメンを、ちろっと見る。


「でも、皇女様とかにアンタがただの詐欺師って、バラされたら不味くないの?」


 そうだったぁぁぁああああ!!


「何卒!何卒!御内密に!」


 狭い馬車の中で、なんとか土下座ポーズ。

 尻が下がらず、頭だけ床につけるポーズ。


「アンタ、それバカにしているようにしか見えないわよ?」

 そ、その誤解はマズイ!!


 ハムウェイの足にしがみ付き、懇願する。

 何卒!何卒!お許しを〜。

 確実に処刑される!


 皇女様に手を出したのは、実はただの詐欺師ですよ?

 ゴメンちゃい!?


 許すかボケー!!

 存在自体を抹消されるわ!

 皇女様自身の手で無かったことにされるわ!


「そういう訳で、わたくし、世界最強のNo.0でカストロ公爵ということで、よろしくお願いします、ハムウェイ様。」


 そこでキッと俺を睨む世界ランクNo.1ハムウェイ。

「それでは何かい?君は皆を騙していたというのかい?」


 あれ?とエルフ女と顔を見合わす。

(ちょっとエルフ女さん?ハムウェイさん、ちょっとお堅い雰囲気でしてよ?)


(この人、割と堅物でしょ?

 魔王討伐の時にハーレムドリームなんて言われてた時も、誰にもアプローチ掛けてなかったし。)


 なんだと!?

 あの美女集団を見て、何もアプローチをかけないなんて!


 ふてぇ、野郎だ!

 礼義として、一晩のお願いぐらいするだろ!?


(あれ?じゃあ、この状況ちょっとヤバくない?)

(ヤバいわね?ヤバヤバよ。)


 ヤバヤバって何?

 とにかくヤバいってことか。


 ナルホドナルホド。

 って、こんなところで、ゴンザレス最大のピーーーンチ!!!!



 このままでは!!!!

 ポワポワポワワ〜ンと想像する。


「エルフィーナ。君も彼と関係があるのか?」

「関係があると言えば、あるわね。」

「なんで、詐欺師なんかと。」

「騙されたのよ。」

「君という奴は!!昇天させてやる!」

「きゃー!やめてー!逝っちゃう!逝っちゃうから!そんな太いもので突こうとしないでー!」

「黙れ!この僕の精神棍棒で貫いてやる!」

「あーれー!おたすけー!こんなところで(命を)散らしちゃうー!!」

 ということになってしまう!!!!



 ギャーとハムウェイの『モノ』に刺し貫かれるまでの、想像をしてしまった。


(なるかもね!あとアンタの想像なんか違くない?)

(何とかしろ!エルフ女)

(自業自得でしょ?

 自分で言いくるめなさいよ?

 アタシが騙されたのはほんとだし。)


 グヌヌ!

 考えろー考えろー!!


 そうだ!

 騙せばいいんだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【外伝】キョウちゃんのその後の話をリンク貼っておきます。 カクヨムサイト かなりガッツリ恋愛系なのでご注意を!
親友だったはずの女の子とイチャイチャな日々!?〜キョウちゃんの憂鬱〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆【世界最強、その名はランクNo.0彡☆の真相編先行版はこちら、近い内全て再掲予定。
ネタバラシになりますので、先が気になる方はこちら】☆
世界最強、その名はランクNo.0彡☆真相編女神陥落
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ