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世界最強、その名はランクNo.0彡☆  作者: パタパタ
邪神編
104/163

帝国とゴンザレス②

ヒャッハー( ゜д゜)/星だー!

更新だー。

 全員が黙ったまま。

 俺も土下座したいけど、どのタイミングで土下座していいのか分からず、立ち尽くす。


 親切な人、教えて?

 誰か頭が高い控えろとか、言ってくれないかな?

 すぐ控えるよ?


 、、、誰も何も言わないね?

 どうしろと?


 帝国皇女様、そこでニヤニヤしないで、何か言って?


 コホンとわざとらしく、皇帝陛下。


 俺、、、どうしていいか分からないので、立ち尽くすのみ。

 メメ?

 なんでここに連れてきた?


 ほら!皇帝陛下も困っているじゃないか!


 、、、ようやく、仕方なくという感じに、皇帝陛下が口を開く。

「その方、No.0だな?」

「違います!」


 断固として即座に、否定させて頂く。

 あんな訳の分からない存在と、一緒にしないで頂きたい!


 しかもNo.0が権力者に好かれるタイプとは、どう考えても思えない!


 恐ろしい誤解はやめてくれ!



 、、、だが、同時にに落ちた。

 なんと俺はまだメメからも、No.0と誤解されていたという訳だ。


 だから、まだご主人様呼びなのだ。

 そっかー、どうりでS級美女が構ってくれる訳だ。

 世界最強なら仕方ない。


 皇帝陛下が俺を指差し、隣の自分の娘に目で合図。

 娘さん、つまり帝国皇女様はにこやかに笑顔を浮かべ、首を横に振る。


 皇帝陛下は、またコホン、と。

「では、カストロ公爵アレス殿。」


 これには俺がグッ、と息を呑む。

 カストロ公爵アレスとして、色々やらかしている。

 一応、帝国からの指示でやったいくつかもあるが、、、。


 メメに騙されているかもしれない。

 イイ女は男を騙すものだからな!!

 だから仕方ない!


 どっちだ!どっちが正解だ!

 イェスか!ノゥか!


 俺は決断した!

「イイイ、ノゥ。」


 皇帝陛下が息を呑むのが分かる。

「バカにしてるのか?」


 ひーーーーー!!!

 お許しをーーー!!


 チンケな詐欺師がなんでこんな目に〜!!

 がばりと土下座!


 沈黙が流れる。


 ちろっと、皇帝陛下を見る。

 あ、困ってる。


 うん、ほら、チンケな詐欺師に謁見を許してもいい事ないよ?

 退室を命じて下さい、皇帝陛下。


「、、、メリッサちゃん。本当にコレがご主人様?」

 皇帝陛下が、俺をコレ呼ばわり。


 へっへっへ、全くその通りでございます。


「はい、ご主人様です。」

 しれっと言い切るメメ。


 もうさ、何なの?その恐ろしい信頼感。

 わたくしとんでもなく怖いんですけど。


 誰よりも俺が愕然がくぜんとしております。


 どうしましょ?という感じに皇帝陛下を見る。

 あ、憤怒の顔。


 よくもウチの子をたぶらかしたな?という感じでしょうか?

 メメと皇帝陛下の関係というか、帝国とレイド皇国の関係はかなり親密だったご様子。


 つまり、皇帝陛下はメメの親代わりみたいなもの?


 ゴンザレス、最大の危機かもしれない。


 、、、いやいや、待て!

 おかしい。

 思い起こせば、俺はメメを確かに詐欺ろうとは思ったが、結局、あれは、、、。


 、、、まあ、最初は確かに騙したと言えなくもないか。


 うん、つまり、やっぱりピンチ。


 考えろー、考えろー。


 、、、皇帝陛下相手にどんなアイデアがあると言うんだ!

 ねぇよ!


「お父様、話が進みませんので、続きを。」

 そこで帝国皇女様からの助け舟。


 、、、そこまでは良いんだが、その後に、俺に対して、ニコッと微笑む。

 あら、可愛い笑顔ね?


 お隣のお父様が先程より、更に恐ろしいお顔をされてらっしゃることよ?


「、、、貴様。よもやメリッサちゃんだけに留まらず、、、。」

 ズゴゴゴっと、巨大なオーラが見える。


 俺は必死に首を横に振る。

「、、、陛下。落ち着いて下さい。」


 今度はメメが止める。

 その言葉に皇帝陛下は、静かに怒気を収める。


「そんなに、この男が良いのか?」

「はい、それほどです。」


 もうさぁ、それを聞いて俺は、どうすりゃあいいの?


 俺をほんとなんだと思ってんの、メメちゃん?

 、、、No.0と思ってるってことだよなぁ。

 ますます、バレたらやばいことになる。


 、、、もうほんと、十分ヤバいけど。


 もう、態度については、卑屈になっても許してもらえそうにないことは、分かった。


 、、、しかし。

 あれ?これってもしかして。


 許されもしてないけど、スクッと立ち上がる。

「む?」

 皇帝陛下はその態度に、少し何かを感じたようだ。


 そして、俺はうやうやしく言葉を告げる。

「皇帝陛下、どうやら誤解があるご様子です。

 私めは、皇帝陛下に謁見させて頂くなど、やはりあまりに過ぎたこと。

 このうえは、これ以上のご不快を与えぬよう、これで失礼致します。」


 処刑するために呼んだ訳ではないなら、もう帰って良いんじゃない?


 俺は皇帝の睨みに対し、ニヤリと笑い、背を向け立ち去るのみ!


「ご安心を。2度と帝国の地を踏まぬように致しますので。」


 よし!流れで無罪放免!皇帝が正気を取り戻して、やっぱ処刑ね?と言い出す前に逃げ切れば完璧だ!!


「お父様!」

 突然の帝国皇女様の焦った声。


 およ?

 何事かと振り返ると。


 皇帝陛下が、その場で頭を下げている。


 な、なんで、、、!?


 皇帝陛下はその状態で俺に言う。

「すまぬ!数々の無礼許してくれ!

 だから、だから、帝国を見捨ててくれるな。」


 なんで、なんで!そうなるんだぁぁあああ!!??

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世界最強、その名はランクNo.0彡☆真相編女神陥落
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