表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/18

#15 「衣装を準備した件について。」

 商店街の協力を元に、3Tの路上ライブ…いや、初ライブが決定した

 先輩からの許可も貰い、三人との打ち合わせ、レッスンも本格的に始まった

 歌に強いテル、ダンスに強い響、パフォーマンスに強い小鳥

 それぞれが自身の強みを活かし、ユニットはどんどん成長していった

 そんなある日のことだった


「衣装の準備ですか。」


「ああ。響のモデル活動を支援していた会社が、是非我が社の衣装を!ってな。だから、響と一緒に先方の衣装の打ち合わせに行ってくれ。」


「了解っす!ささ、行きましょ、プロデューサー!」


「あ、ああ。それじゃあ、行ってきます。」


 _____


「オオー、響クン!ヨクキテクレタネ!」


 …歪な片言と共に現れたのは、虹色のアフロ頭に、サングラスをつけた特徴的な人…いや、変人だった


「あっ、社長さん。おひさっすー。」


「社長!?」


「イカニモ、タコニモ。ワタシガシャチョーデース!」


「社長は海外のデザインを取り入れすぎたあまり、外国語にかぶれまくってるんすよ。」


「な、なるほど…?」


「キョウハ、ジックリミテイッテクダサーイ!アナガアクマデー!」


「は、はは…。どうも…。」


 社長の勢いに押されつつも、なんとか衣装保管庫まで案内してもらえた

 保管庫はうちの事務所よりも広く、大量の衣服が一着一着丁寧に保管されていた


「アイドルチャンノハ、ココラヘンネ。ワタシモライブ、タノシミニシテルネ!ソレジャ、ゴユックリー。」


 そう言うと、社長は鼻歌を歌いながら去っていった


「なんていうか…嵐みたいな人だったな。」


「そっすねー、でもいい人っすよ。」


「まあ、それは何となく分かる。…さて、いくつか合いそうな衣装を探してみるか。」


 …とは言ったものの

 俺には正直、女物の服のセンスなんてない

 自分の服でさえ、到底オシャレとは言えないのに、三人の衣装を見繕うなんてほぼ不可能に等しい


「…さては、プロデューサー。困ってるっすね?」


「あはは…分かる?」


「プロデューサー、いっつもスーツ着てるっすから。まあ、そのために私も同行したんすけどね。」


「そ、そうなのか…。いや、本当助かるよ。」


「えへへ、任せてほしいっす!」


 そう言うと、響は早速、衣装を順に見始めた

 服を見ているときの響は、いつもより更に楽しそうだった

 流石モデルというか、色んな服を着るのが好きなんだろうな

 響はここまで、ユニットのムードメーカーとしても活躍してくれてる

 彼女がいなければ、ユニットが上手くいかない部分もあっただろう

 今後、響が色んな衣装を着て楽しむためにも、ユニットは必ず成功させなくては


「プロデューサー、これなんてどうすか?」


「ん?どれどれ…ほう、これまた随分ロックな感じだな。」


「今回は選曲がそっち寄りっすから、これともう一つ別の衣装を決めれば、いい感じだと思うっすよ。」


「なるほど…流石だな、響。」


 こうして無事に衣装を手に入れた俺達は、他のメンバーに衣装を見せるべく、一度事務所へ帰ることにした


 _____


「ヒビキチャン、カエッチャッタ…モットユックリシテケバヨカッタノニー。」


「…キミが、虹美にじみ宙男そらおだね?」


「…アナタ、ダレデスカ?」


「僕はミラクル仮面。伝説のモデルと呼ばれたその体、操らせてもらうよォ!」

《キャラクター紹介》

虹美にじみ宙男そらお

世界的に有名なファッションデザイナー兼モデル。虹色のアフロと、サングラスを欠かさない。外国語にかぶれたのは、あえてとのこと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ