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女子中学生の悲劇ー通学の電車内でのおもらし(if version)ー

家を出てから神戸駅までの描写は拙作「女子中学生の悲劇ー通学の電車内でのおもらしー」と同じです。

 私は尿意を我慢した状態で幼馴染とともに神戸駅で電車を待っていた。ふと後ろを見ると、私たちが電車を待つ列の後ろに男子高校生が並んでいるのに気づいた。あの高校生には見覚えがあった。以前私が間違って足を踏んでしまった時にいやらしく睨みつけて来たのだ。なんとなく一緒に電車に乗るのが嫌だったので、私は幼馴染に別の車両の列に移動しようと伝えた。幼馴染は「なんで?」といった表情だったが、特に詳しい説明を求めるまでもなく私についてきた。高校生は私たちの方をチラっと見たが、すぐに目をそらした。まもなく電車がやってきて、私たちは隣の車両に乗り込んだ。男子高校生はいつも通りの車両に乗り込んでいった。

 幼馴染とおしゃべりで尿意を紛らわせるが、それも三ノ宮まで。三ノ宮で幼馴染が降り、代わりに大勢の通勤客が乗り込んできて車内は満員になった。その後は一人で尿意に耐え続けた。

約20分後、電車は大阪駅に着いた。トイレはどうしたかって?まだ我慢しているに決まっていた。むしろ20分の間に尿意は少しずつ高くなっていった。電車がブレーキをかけた時によろけて下腹部を押され、我慢がキツくなることもあった。それでも我慢できなくなったり、ましてやお漏らししてしまうなんてことはなかった。

 「まあ中学生だし当たり前よね!」私は我慢できたことを当然のように考えていた。実際には下腹部を押された時など結構ピンチだったのだが。


 さてこの後どうするのか?常識的に考えれば大阪駅のトイレで用を足すのが普通だが、私は違う決定を下してしまった。「学校まで我慢しよう」というものだ。これが後々悲劇の原因となるのだが、このような決定をしたのにはいくつか理由があった。

 まず第一に、駅のトイレが汚いこと。JRにしても地下鉄にしても、最近はウォッシュレット完備のきれいなトイレもあるが、当時は駅のトイレは汚いというのが常識だった。駅前のビルや地下街にもトイレはあるが、百貨店はまだ開店していないし、そもそもトイレだけのために通学路から遠く外れたところまで行く気にはなれなかった。

 第二に、学校まで遠く離れていないこと。大阪駅から学校までは、乗り換え時間と地下鉄の所要時間などを合計しても20分もかからなかった。中学生だった私にとって、20分間トイレを我慢することはそれほど苦痛ではなかった。以前にも授業終了20分前くらいにトイレに行きたくなったことがあったが、余裕で我慢できた。

 第三に、汚いとはいえどの駅にもトイレがあること。地下鉄は新快速のように長時間ノンストップで走ることなんてなく、隣の駅まで2分程度しか掛からない。「我慢できなくなっても、いつでもトイレに駆け込めるから大丈夫。限界まで我慢しよう」と考えていた。

 最後に、ついさっき神戸から大阪まで約30分間トイレを我慢できたということ。「30分我慢できたのだから残りの20分ぐらい大したことがない」と慢心していた。トイレを我慢できたことが原因で変な自信がついてしまっていたのだ。

 …後から考えるとどの理由も突っ込みどころがあったのだか。

 まず第一の理由だが、当時は駅のトイレだけでなく学校のトイレも汚かった。どうせ汚いトイレで用を足さねばならないのなら駅のトイレに行った方がよかった。第二の理由だが、授業中にトイレを我慢した時とは尿意の強さが明らかに違っており、「同じ20分間」ではなかったのだ。第三の理由だが、電車を降りてから駅のトイレまで距離があることを考慮に入れていなかった。特にラッシュ時は駅も混雑しており、トイレに「駆け込む」のは難しかった。最後の理由は慢心以外の何物でもなかった。


 そんなわけで私は尿意を我慢したまま地下鉄の乗り場に向かった。尿意を紛らわせるため自然と早歩きになったが、混雑しているため乗り換え時間はいつもとそれほど変わらなかった。地下鉄の改札を通り抜け、ホームに降りたときにちょうど電車が止まっていたが、当時の地下鉄は今よりも混んでいて、とても乗り切れなかった。私は次の電車を待つことにした。並ぶ乗客の列の長さ的に次の電車にはなんとか乗れそうだ。

 並んで待っていると、予想以上に尿意が強くなっていることに気付いた。乗り換えで歩いているときは尿意を紛らわせることが出来たが、じっと待っているときは紛らわせることが出来ない。私は無意識のうちに足踏みをしていた。一番楽な姿勢はいわゆる「前押さえ」だが、周囲に大勢の人がいるのにそんな恥ずかしいことはできなかった。私は寒さに震えるふりをして足踏みを続けた。そうこうしているうちにも尿意は強まり、足踏みも激しくなった。足踏みというよりもジタバタしているという表現のほうが近かったかもしれない。もしかしたら足踏みの様子からトイレを我慢していることがバレていたかもしれないけど、当時の私にそんなことを気にする余裕はなかった。頭の中には「おしっこしたい」以外は思い浮かんでこなくなったが、それでも駅のトイレに行くという考えはなかった。前述の理由の他に、既に電車を待つ列に並んでしまっており、今更抜け出したくなかったというのもあった。

 やがて電車がホームに入ってきた。冷たい風がホームを駆け抜け、私は身体をブルっと震わせた。思わずチビりそうになり、私は内股の姿勢で固まってなんとか耐えた。今考えると、周囲の客には私がトイレを我慢していることがバレていたと思う。あまりに強い尿意に、私は一瞬駅のトイレに行こうか迷った。だが「この電車に乗れば学校まで15分もかからない、今まで30分以上我慢できたんだから大丈夫」という結論に至ってしまった。後から考えると、これで私をお漏らしから救う最後の希望が断たれたことになる。

 私は電車に乗り込んだ。車内は新快速以上の混雑で、私は気を付けの姿勢のまま動けなくなった。私は進行方向横向きに立っていて、目の前には私に背を向けてOLが立っていた。先程の新快速で、電車がブレーキをかけたときに乗客がよろけて膀胱を圧迫されることがあったので、今回はそういうことが無いよう横向きに立ったのだ。しかしこの目論見は外れた。私の後ろからもどんどん乗客が乗り込んできて、私は目の前のOLに押し付けられた。しかも私とOLの身長差から、OLのお尻が私の下腹部に当たる格好となった。つまり電車が動き出す前から私は膀胱を圧迫されることになったのだ。「やばい、もれそう…」私は初めて自分が危機的状況にあることを理解した。私はスカートの裾を握りしめ、脚を交錯させ震わせて必死に耐えた。おそらくその時の私は泣きそうな表情をしていたと思う。

 やがて電車が動き出した。目論み通り、この立ち位置だったら電車が加減速を繰り返しても膀胱を圧迫されることはなかった。というか、既に膀胱を圧迫され非常に強い尿意を感じていた。

 しばらくして、電車がカーブを通過した。それにより乗客が一斉によろけた。私は背中を押され、OLに強く押し付けられた。そのとき今まで経験したことのない強い尿意が私を襲い、チビってしまった。「あ…」と思ったが、私は必死におしっこを止めようとした。歯を食いしばり、制服のスカートの裾を握りしめた。「な、なんとか止まった…」パンツは少し濡れてしまったが、なんとか「おもらし」は防げた。

 ほっとして「後でパンツを拭かないと」等と考えていると、電車が再度カーブに進入した。私は再びOLに押し付けられた。同時に私の膀胱は限界を迎え、おしっこを排出してしまった。「お願い、止まって…」しかし今回は止まらなかった。おしっこが下着を濡らし、体操服の青いハーフパンツを紺色に染め、床にしたたり落ちた。最初はゆっくりだったおしっこも時間の経過とともに勢いを増し、「じゅー」「じょー」という音が聞こえそうなほどになった。唯一幸いだったのは、地下鉄の電車内は騒音があるため周囲の乗客たちは私のおもらしに気づかなかったということだ。そのため私は顔を隠して泣いたりせず(というか超満員で手で顔を隠すこともできなかった)、気を付けの姿勢のままでお漏らしを続けた。

 おもらし直後は「なぜ駅のトイレに行かなかったのだろう」という後悔の念で頭がいっぱいだったが、排尿を続けていくと「快感」に似た感覚も湧いてきた。強烈な尿意から解放されていく感覚は非常にスッキリするものだった。これが原因で後に私は「おしっこ我慢」というイケない趣味を見つけてしまうのだが、そんなことは当時の私は知る由もなかった。

 電車が次の駅に着くころにようやく私のおしっこは止まった。私はその駅で降りて、汚いトイレに駆け込んだ。

トイレでの後片付けやその後の描写は拙作「女子中学生の悲劇ー通学の電車内でのおもらしー」と同じです。

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