表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/14

11、後悔の理由

私は、こんな手紙を時々書いてる。


もちろん出せるわけでもなく捨ててしまう。


なぜこんなに後悔するのなら気持ちを上手に伝えられなかったのか。


悔やんでもしかたないのにね。


涼子ちゃんは、拓のこと好きだった。


私は、それを知っていて拓と付き合い始めた。


その罰なのだろうか。


いまでも、私の心の中に拓がいるから。


私は、拓の事が好きすぎて…自分の心が弱すぎて何度か浮気をしてしまった。


浮気相手は昔からの友達、友達の弟、別のバイト先の仲間。


キス止まりの事もあったし、最後までの人いた。


他の人と体を重ねる時は私は拓に抱かれている…


そう思うようにしていた。


最低な行為を繰り返すたびに、心が壊れていった。


常識もどんどん崩れていった。


どんどん自分の中身がからっぽになる。


私は、なんのために生きているのか


これからどうなるのか


想像もつかなかった。


いまならわかる。


好きな人に愛されるには努力が必要ってこと。


愛されたい。


ばかりじゃ愛されない。


人を愛さなきゃ。


それでも過去の私は気がつかない。


拓との決定的な別れになってしまう最後の浮気相手と


私はのちに結婚する事となる。


でも、そんなに先の未来はだれにもわからない。


運命とは不思議なもの。


あの時の自分に教えてあげたい。


今、頑張らないと後悔するよと。


拓と別れてしまったのが後悔なわけではなく、


あの時浮気を繰り返すことで、自分の弱さから逃げていた自分に後悔しているんだ。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ