ギルドがあるらしい。
次の日の朝になり、オッサン(オルガ)の家にてオッサンお手製の朝御飯を頂いた。
「おおっ!これとてもおいしいです!」
「そうかぁ?!口にあってよかったぜ」
「パパこれおかわり!」
この子はオルガさんの息子のヘムだ。とても、可愛い。
「そういえば、このまちにギルドみたいなのはあるんですか??」
「お前ほんとに何もしらねぇんだな。自分のスキルやギルドすら知らないとはびっくりだぜ。今までどうやって生きてきたんだ?」
地球で、普通に高校生してました、とは言えないよな。多分信じてくれなさそう。でも、魔法もあるし、転移なんかは結構できるものなのだろうか。
「まあ、あれだ。ギルドは隣町にあるぞ。そこで、冒険者として、登録すればクエストを受注できる。クエストをクリアすれば報酬が貰えるってわけだ。だが、冒険者でやっていけるヤツはほんの一握りよ。おれも昔は冒険者にあこがれたなぁ。」
ほほう。やっぱりテンプレみたいなもんか。でも、俺魔法使えないしなぁ。日本で何かやってたわけでもないし。まあ、稼げなくてもなれるならなっといた方がよさそうだな。
「じゃあご飯食べ終わったら一応冒険者として、登録してきます。」
「おう!気を付けてな!」
「またね~」
ヘムが、手をふってくれている!やっぱり可愛いな。こんなとき『寵愛』は便利だなぁ。普通こんなヤツ無銭で泊めてくれるのかとこなんかないだろ。
てことで、隣町のギルドで登録してくるか!






