昨日の自分より
夜も深いので明日のことを考えてみました。
明日のぼくと話せるとしたら何て声をかけようか
楽しかったことを、苦しかったことをぼくは未来に吐き出していく
本当はこんなはずじゃなかったのに、どうして君はぼくの思い通りにならない?
明日のぼくは何も答えない。ただ黙って泣きそうな顔を浮かべる、ちょうど今の僕みたいに
ふと頭の後ろから声が聞こえた「どうしてお前は僕を見ない?」ひどくしゃがれた憎しげな声、振り返るまでもない
しょせんぼくは今の「ぼく」だ
「僕」と干渉することはない、いくら声をあげようとも「僕」の声は届かない。
それはとても悲しくそしてほのかに甘い、明日に向けてぼくは無責任に叫び続ける。決して届かないことに甘えながら。




