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クレティアン移民団  作者: Orion
EX.クレティアン自警団
7/14

仲違い

「おい、ケイズム通信士。誰だと言ってきたの?」とケイザルが聞いた。

「アルフェリラ議長と言っています。」とケイズム通信士が言った。

「彼の情報を出してくれ。」

「わかりました。」とソンマヅラ副長が答えた。

 アルフェリラ議長は、セント=マリア星系第四惑星に数多く存在する国々の話し合いの場である世界連邦の議長であった。彼の出身は『プレスダント連邦』で、第四惑星存在する三つの大陸、「α」「β」「γ」のうち「β」西側に位置する小国の一つです。彼の思想は先ほど連絡のあったエルフィラリ国と、リュウヘール国とは違い平和的に解決図ろうとする傾向があるようです。



「ケイズム通信士、ありがとう。通信を開いてくれ。あと作戦D1の準備は中止してくれ。」

「了解。」

 作戦D1は、惑星内諸国の意見がそろわなかった時に、個別に密約を結ぶ作戦だった。密約の内容を国ごとに変え、惑星内で争わせすべての国を滅ぼすという作戦だった。ただしこの作成を行う条件は、自分たちに不利な貿易相手からのみから連絡があった場合に行われることになっていた。今回の状況では、D1の作戦を行うには不適切という判断をケイザルは下したのであった。



「今、写します。翻訳を開始しています。」とケイズムが言った。

 通信画面が開くと、そこはさきほどニュースに映っていた世界連邦の旗が後ろに置かれた会議室のような部屋であった。画面中央に座る男がしゃべりだした。


「адКЛНЦФЮПЁЖРХЭЬУЙЙАБЩПМХ・・・」

『初めまして。私は、世界連邦 アルフェリラ議長です。』


「ケイザルです。」

『ЭФМНОФУ。』


『ЮЭФФКБВВГ・・・』

「我々、世界連邦の決定事項を連絡させていただきます。現状は、条約締結のテーブルにつかせさせていただきます。

 ただし、あなたがたの性質もわからない中、貿易を開始するのは危険だと言う国が大多数を占めています。」


「先ほど、エルフィラリ国大総統のリュンヘ閣下から連絡があったのですが、世界連邦内でのリュウヘール国とエルフィラリ国の立ち位置を教えていただけないでしょうか?」


「彼から連絡があったのですか、リュウヘール国とエルフィラリ国は貿易賛成派でした。すべでての物品を自由に貿易すべしとしていました。ただし、貿易賛成派でも自由貿易賛成派は彼らぐらいでほかの国々は、交易する品目を世界連邦で管理すべしとしていました。」


「ありがとうございます、アルフェリラ議長閣下。では、我々の交渉団の本隊がもうすぐ到着しますので、それまでお待ちください。」


「わかりました。あなたが間違った選択をしないことを願います。」という言葉とともに通信が切れた。


「ソンマヅラ副長どう思う?」

「リュウヘール国とエルフィラリ国と話し合うのは危険だと思われます。現状、両国を上空から監視していますが、宇宙へ上がるための準備をしている物体があります。我々の脅しの可能性もあります。」

「彼らの兵器で我々を傷つけれると思うか?」

「彼らの技術レベルからするとほぼ不可能だと考えます。」

「よし、ケイズム通信士、セグラテン・ヒンダロンス司令官に通信だ!通信文は、『ただいま、複数の担当者から連絡を受けました。詳細の通信内容と相手の調査内容を送ります。』と送信してくれ!こちらの現地時間と情報も忘れずに添付してくれ!」

「了解。」



「では、エルフィラリ国と、リュウヘール国へ返答の通信を送ろう。彼らと話をしても無駄だから録画通信にしたい。準備を始めてくれ。」

「了解。」



 数分後、

「隊長、準備が整いました。」

「ありがとう。始めてくれ。」



 艦橋に「ピー。」という音がなり響いた。

「リュンヘ大総統のお誘いありがとうございます。しかし、われわれはあなた方と貿易することはで来ません。また、リュウヘール国とエルフィラリ国で現状発射準備をしている物体について発射準備をやめてください。お願いが受けいられない場合、威嚇射撃をさせていただきます。」


「よし、ケイズム通信士、リュウヘール国とエルフィラリ国に向けて連絡をしてくれ。」

「了解。通信を送ります。」とケイズム通信士は通信装置を操作し、

「送信。」



「監視班、リュウヘール国とエルフィラリ国の監視を強化せよ。」

「了解。」



「ケイズム通信士、『ケイス=ラゴウ』をリュウヘール国上空へ、『ケスラ=マイダー』をエルフィラリ国上空に移動するように連絡せよ。」

「了解。「ケイス=ラゴウ」「ケスラ=マイダー」に連絡します。」




「ソンマヅラ副長、攻撃目標リュウヘール国とエルフィラリ国内の攻撃場所を策定せよ。」

「了解、準備を開始します。」

「よろしく。攻撃兵器は、実弾兵器を使用したいが、何がいい砲撃班。」

「惑星大気を考えれると、大気圏内から攻撃するのがよろしいかと思います。」

「そうすると強襲着陸艇に質量爆弾の組み合わせになるのか」

「はい。」

「飛行班、強襲着陸艇出せるか。」

「『ケイス=ラミン』・『ケイス=ラゴウ』・『ケスラ=マイダー』からそれぞれ二隻ずつ発進できるように準備します。」

「飛行班、強襲着陸艇に質量爆弾を搭載して発進準備をせよ。」

「了解、30分以内に準備します。」


「ケイズム通信士、『ケイス=ラゴウ』『ケスラ=マイダー』にも連絡せよ。」

「了解。」


「『ケイス=ラゴウ』『ケスラ=マイダー』強襲着陸艇に質量爆弾を搭載して発進準備をせよ。」

「よし。みんなよろしく頼むぞ。ここからが正念場だぞ。作戦 F-1を発動」

「了解。」


 作戦F-1は敵対攻撃を取られそうになった場合の反攻作戦であった。



「ケイズム通信士、セグラテン・ヒンダロンス司令官に状況連絡せよ。」

「了解。」

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