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現状確認、心情革新?

さて、無事異世界トリップを果たした訳だが。

………どうしよう。

女神からは目的みたいなものは与えられてない。魔王を倒せとか、そういうのは一切ない。

つまるところ、俺の自由。

………どうしよう。

何をすればいいのか。

何ができるのか。


「………何一つ、わからん」


一応、女神の出した宿題を達成することが目的、と言えなくも無いが………「俺が夢中になれるものを見つける」って、曖昧すぎる。やっぱりわからん。


「とりあえず、現状確認だな。うん」


まず、周囲の環境。………森。以上。

木以外見えん。


次、俺の状態。

今さらだが、服装が変わっているな………

厚めのズボンに薄手のシャツ、それとコートにマント。背中には背嚢があり、腰のベルトにはポーチと大きめのナイフがついている。

おそらく、この世界では一般的な外用の服装なのだろう。

背嚢の中には水の入った袋と干し肉らしき物、毛布と石ころが入っていた。火打石か、これは?

ポーチには何かの丸薬らしき黒い粒の入った袋と、緑色をしたペースト状の何か(塗り薬?)、それと黄色っぽい液体の入った小瓶。少し開けて匂いを嗅いでみたら、柑橘類っぽい香りがした。これも薬か?このポーチは薬入れ、ということか。

これで終わりかと思ったら、ポーチの横側についていたポケットに、何やら紙切れが入っていた。これは………おお、地図だ。同じポケットに方位磁針らしき物も入っていた。元の世界の物と少し違うが、一定の方角を指しているのがわかる。これと地図を参照すると………ここから南 (かどうかはわからないが)に、人の住んでいる場所があるようだ。縮尺とかは書いてないので距離はわからないが………

とりあえず、他に行けそうな場所は無いのでそこを目指すことにする。そうと決まれば、さっそく出発………


「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


「っ、悲鳴?」


甲高い、少女のような悲鳴。

案外、近くから聞こえた気がする。

……………まあ、俺には関係無いけど。



…………って、いやいや、それじゃ今までと同じじやないか。きっと、ごく一般的な感性を持つ若者なら、後先考えず助けに行くはずだ。

しかし、俺はこの世界のことをほとんど知らない訳だし。明らかな危険に突っ込んでいくのは、あまりにも無謀だ。

あ、でも、一応戦えるだけの力はもらってるはずだよな。うん、ならば………


「一応見に行って、だめそうだったらすぐ逃げよう」


逃げに徹すれば、とりあえずはなんとかなる。そう信じることにする。


「いやっ!来ないでくださいぃぃ!!」


「ん、もう時間はないか?」


間に合わなければ、それはそれでいいか。

そんなことを考えながら、俺は慣れない森の中を走った。

背嚢→丈夫なリュックサックみたいなもの

わかりにくかったかもしれないので一応。


前回から2ヶ月近く開いてしまった………

リアルが少々ゴタゴタしてたもので。とりあえずなんとかなりましたので、また行き当たりばったりで投稿していきます。



感想、指摘等お待ちしています。


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