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1つの椅子 2つの世界

 昭和では、過去に戻って歴史をやりなおすは、歴史の修正力が働き、元の流れに戻るからできないとされてきた。


だが、どうだ、今私の目の前に2つの世界がある、

カルタゴが滅んだ世界とカルタゴが生き延びた世界、


とするなら、過去を変える事は可能。ただ過去へ戻ってやり直すだけでは足りない、それだけでは歴史を変えられない。ではないのか


もう一つやることがあった。他の世界があるならば、その世界を滅ぼさねばならない


2つある世界のうち、どちらか一方しか生き残れない

世界の座れる、椅子が1つだけなら、椅子をめぐって争うことになる


生き残るのは、どちらか一方だけ、これは見てきた通り、戦争だ、気づいていなくても、負けたら滅ぶ戦争だ、ただ勝つしかない


ローマとカルタゴが争う事は、遥か昔から決まっていた、地中海の覇権と航路をめぐって、勝ったものだけが生き残る戦いが行われ、勝利した側が相手を滅ぼし、総取りした世界を支配することは、決まっていた


人類の歴史では、ときに起こることが決まっている戦争がある


気づいている人間は気づいていた、自分たちの戦いは

相手を滅ぼす戦いだと


当時、カルタゴでローマと戦う意味がわかっていた人間は、ハンニバルとハノンだけか、戦争遂行しかないと考えるハンニバルと、負けを恐れ、それでも2つを保ちたいと考えたハノン


無能なマゴーネは全くわかっていなかった。この戦争相手を滅ぼすまで続けられ、負けた側が滅びるのだと


1つしかない椅子をめぐる戦い、どちらかが滅ぶしかない、それをわかってないまま戦ってしまった、恥ずかしい、ハンニバルのことを何もわかってなかった、

兄にはそんな弟をどう見えたのか、役立たずか


せめて、兄を理解し、その思いを共にして戦うべきだった、兄と思いを分かち合いたかった。


何もわかっていないマゴーネ、マゴーネは何もわかっていなかったんだね、兄さん













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