船内で世界情勢を語る
これからアフリカ中間地点まで進む、そこに拠点を作るつもりだ。せっかく集まれた貴重な機会と 船旅の時間を無駄にしないよう、存分に語ろうではないか
プルタルコスの列伝、アレクサンドロスの章の最後に
アレクサンドロス自身が船に乗り、アフリカを回って、西から地中海へ入ることを希望しているとある
東征を終えたアレクサンドロスは、西に目を向けてた
今、我々は彼の目指した船旅をしている
アレクサンドロスが作ろうとした、世界帝国が姿を表そうとしている時代だ
世界帝国となる国は、どこか、意見のあるもの
トルコの欠点は、領土の広さ、広すぎて統治が届かない、税を取り立てて運ぶのにも苦労する、税金を取り立てるにも運ぶにも金がかかる
軍隊を使わなければならない、軍隊もまた金がかかるから、税金を取らねばならず、税が上がれば反乱が起こる、軍隊のため、税をあげれば治安が下がる、広すぎる
スペインも金を運ぶところを襲われている
防ぐには軍艦が必要で、軍艦には、やはり金がかかる
ベネツィアは危ない
ベネチアが領土を拡張するのは無理だ、市民が支持しない、富を軍事に転じることに市民は反対する、貧しくなる
たとえ将来の危険に備えるとは言え、支持はされない。強行すれば治安が低下する。反乱が起こる。
わかっていてもできない、かつての元首も言っている
ベネチアは、戦争を避けよと、商売こそ、命
確かに、その通り、だが、それでは通じない時代になっている、
戦争を避ければ、今の小国のまま。成功を捨てられずに滅ぶ、陸軍の増強は望めないからある日、大軍勢が送り込まれれば防ぐ手はない
ならば、イタリアの統一を目指すものに協力し、その中で地位を求めるか、そんな人物は現れない
野心と能力に恵まれ、統一を目指す英雄などを、そうそういるものではない
かつていたが、我々は、彼を葬る方に力を貸した
父法王亡き後、ベネチアこそ、彼の後ろ盾となり
王国建設に力を貸すべきだった
もし、やり直せるなら、そうすべきだ
ベネチア自身、滅亡の可能性を感じ取っている
だからお前たちは参加した、そうだな
第二ベネチアのために
お見通しでしたか?さすがです閣下、いつから
ベネチアの危機に、お前たちは動揺しなかった
グリマルディと違ってな、知らされていたベネチアが滅ぶことを、だから落ち着いていた
こうして、正面から問えばお前達は、嘘をつけない
私の信頼をなくすから、答えは
グリマルディ誘ってもらって、申し訳ない
我ら2名、十人委員会の命を受け参加している
トルコ、フランス、スペインいずれかの国が大軍をイタリアに送り込むのは、時間の問題だ
10人委員会もそう認識している、我らは、ベネチアが滅んだときのための、脱出先を探すため参加した
そうか、そうだったのか、閣下についてきたのは私だけか
いや、もう1人いる、やつは自分で参加した
閣下、我らに二心があったことお詫び申し上げる
その上で、閣下への協力を継続したい
閣下が示された道、力量、事業に参加したいのです
新たな国を作りたい、ベネツィアとは関係なく
先ほど、お前たちは滅びる国に、行き詰まる国を挙げた、ならば我らの国とはどのようにあるべきか?
今後、栄えるであろう国の条件を挙げよ
アレクサンドロスの世界帝国は首都どこに置いたのか
答えよ




